8月中旬、モデルプレス編集部を訪れたいけちゃんが重い口を開くと、壮絶な日々が語られた。2万件を超える批判コメントをすべて読み続け、ついには適応障害を発症。住所や本名まで晒される中で「死」すら考えたという、炎上の渦中にいた当事者だからこそ語れる生々しい体験談。(インタビュー全3回の前編)
◆「コメント見すぎで適応障害に」 2万3000件の批判を全て読み続けた
この3週間はずっと家にいて、ひたすらコメントを読んでいました。謝罪動画を上げて炎上したとき、2万3000件くらい批判のコメントが来ましたけど、5分に1回ぐらいコメント欄を開いちゃって。新しい順に並べ替えて全部見て、コメントつくリプライも全部見にいって。周りの人からは「絶対に全部アンインストールして何も見ない方がいいよ」と言われていたのに、見ないと落ち着かなかったんです。
正直私が言えることではありませんが、今回の出来事は当事者間の問題というか、プライベートな問題ではある。ですが、突然週刊誌に撮られたことで急にネットリンチに遭って、本名も住所も全部晒されて。自分が住んでいる建物など、全部情報が出てきてしまったことがすごく苦しかったです。そういったコメントを受けて、全部自分なりにメモ帳で整理して、こういう意見が多いんだなとか統計を取って…と繰り返していたら、適応障害になりました。
◆「飛び降りたくなって止められて」 メンタルは強くない
コメントを見ているときは、結構マジで「死のうかな」と思って。
◆「『不倫しておいて何言ってんだ』とは思われるかもしれませんが」 意外と真面目だった自分
「不倫しておいて何言ってんだ」とは思われるかもしれませんが、意外と真面目。報道が出る前はYouTube用に明るくてテンションが高いキャラを装っていましたが、今回の炎上に関しても、相手側の方が「自分が100パーセント悪い」と言ってくれているのに、「いや、私が100悪い」みたいな感じで自責の念がすごかったです。
本当に適当な性格に染まっていたんだったら、「あっちが100悪いって言ってるし、私もそう思う」と考えるはずなのに、「いや、私が悪いな」と結局心の底で3週間の間ずっと思ってしまって。私が悪いし、コメントも全部見ちゃうし、本質的な性格がまだ濃く残っているんだと気づきました。もうなくなっていると思った性格が、「あ、まだいたんだ」と思いました。
(modelpress編集部)
◆いけちゃんプロフィール
1997年9月20日、秋田生まれ。大学時代にYouTubeを始め、現在の登録者数75万人。2022年からグラビア活動も開始。「週刊プレイボーイ」「ヤングジャンプ」「FRIDAY」などで掲載。
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