【モデルプレス=2025/08/23】藤井直樹が23日、東京・池袋のサンシャイン劇場で行われた舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」の囲み取材に、共演の岡崎彪太郎(※「崎」は正式には「たつさき」)、前島亜美、福室莉音、生田俊平、佐野遥喜、小川丈瑠、琥城雄太、校條拳太朗、宮地真緒、永井大、演出の木村弥寿彦氏とともに出席。野球の魅力や、役作りについて語った。


◆藤井直樹、元プロ野球選手から個人指導受ける

コロナ禍で甲子園出場の夢を絶たれた元球児の大学生が、令和7年から太平洋戦争中の昭和17年にタイムスリップし、当時の球児たちと共に苦境を乗り越えながら“幻の甲子園”出場を目指す姿を描き出す本作。“幻の甲子園”とは昭和17年8月、戦意高揚のために文部省主催で一度だけ甲子園で開催された大会で、公式の記録としては認められず“幻の甲子園”と呼ばれている。

野球経験もなく、本作に関わるまで野球を見る機会もなかったという藤井は「(本作に関わり)野球の面白さ感じられてうれしいなと思いますし、ここまでの稽古期間でも江戸実メンバーに支えてもらいながら野球をやっていて、フォームだったりもよくなってきているんじゃないかなと思っています」とにっこり。藤井は当初、フォームも上手くなかったそうで、岡崎が「真下にボールを投げてました(笑)」と暴露すると「(今は)だいぶまっすぐ飛ぶように(なりました)。キャッチボールを一緒にやってくれたり、その姿を見て野球経験がある俊平くんも『こうじゃない』って言ってくれて、すごく助けられていました」と感謝した。

藤井の野球に関する成長について、生田は「グングン伸びていって、木村さんとかに褒められたときは僕も泣きそうになるくらいでした(笑)。(藤井に)期待してもらいたいです」と褒め、木村氏は「ナイスピッチングを繰り返す藤井さんの投球フォームも見ものですね。昨日も元阪神タイガースの今成(亮太)さんがきて、個人指導をしていましたので、今日新しくフォームが出来上がっていると思います」と藤井のハードルを上げた。加えて、永井も「最初はどうなるかと思ったんですけど、日に日に上達していって、フォームで野球経験がないねって一発でわかっちゃうと思うんですけど、それが日に日に上達して、バットをする姿も様になってきていて、ピッチャーとしてもかなり迫力あるフォームになっていると思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います」とアピールした。

◆藤井直樹、今夏の思い出は?

さらに、本作のタイトルにちなみ、この夏の思い出を聞かれた藤井は「もちろん『あの夏、君と出会えて』です(笑)」と答え、「野球練習も東京から離れた場所でやっていたんですけど、24(歳)になって、みんなでバットとグローブをもらって、電車とバスでみんなと一緒に行って、それが部活をやっている気分になって、この感覚懐かしいなというのと、ここからこの舞台が始まっていくんだなというその両方を感じて感動しましたね」と目を輝かせた。

舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」は8月23日(土)~31日(日)東京・サンシャイン劇場、9月6日(水)~14日(日)大阪・大阪松竹座、9月20日(土)石川・金沢市文化ホール、9月23日(火・祝)広島・広島国際会議場フェニックスホール、9月26日(金)~28日(日)愛知・御園座にて上演。(modelpress編集部)

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