＜人生にVRは必要？＞先進国の中で自国から生涯一番外に出ない日本人
画像（1枚）
福田　淳［(株)スピーディ代表取締役社長／連続起業家］

＊＊＊

先進国の調査で、自国から生涯一番出ないのは日本人、一番国外で暮らすのはオーストラリア人。
＜人生にVRは必要？＞先進国の中で自国から生涯一番外に出ない...の画像はこちら >>
日本人は旅をしない。
島国で覆われ、一日でスキー（北海道）とダイビング（沖縄）が楽しめる唯一の国土を持つ日本は移住の必要がない。「安全」「清潔」「親切」を特徴とする日本は、世界でも類を見ないほど快適な場所だよね。

それでも「可愛い子には旅をさせろ」という箴言は、日本人に必要と思う。海外旅行は決して「安全」じゃない。年齢や経験によっては「冒険」となる。あなたは、知らない言葉をでやりとりしている知らない場所に行って住むことができるかな？

旅で、自分を発見することはできないが、他人を発見することはできる。自分と他人との違いを認識できれば、自分は強くなるよね。自分が強くなれば、他人に優しくなれる。旅は世界や人の多様性を教えてくれるものだ。

人は人の子どもであり続ける。だから、ファミリーの近所に居ることで安心したいという遺伝子は変わらない。なので多拠点生活を薦める。
地球の規模を知ること。その距離感さえ掴めば、いつでもファミリーの元に帰れる。世界一周など、2日もあればできるしね。

［参考］＜芸名？自称？＞日本最後の「助教授」成田悠輔氏の謎

特に若い人は、何も気にせず親元から離れて国外で暮らしてみてほしい。歳とったって、何も気にしないで行ってみて！　どんな人生もゼロからはじめられる。苦しいことが待ち受けていても、いつしかコミュニティを作れるのが人の叡智だからね。

人生で悲観的になりすぎるのは経験不足からくるものかもしれない。多くの経験を積むと、まあまあ楽観的になれる。一生懸命生きる。全力で好きなことをする。すると、余裕が生まれる。その余裕は、あなたのバネ（伸び代）となって、もっと先まで跳躍する能力をつけてくれる。
楽観的であることが、もっともクリエイティブな状態をつくると信じてる。

ロクに旅もしないのにVRで体験を再現とかおかしいよね。まずは現地に行ってみたら？

人生にヘッドセットいらん。
編集部おすすめ