宝塚歌劇団は17日、花組公演ミュージカル「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)」の前夜祭を、兵庫・宝塚市の宝塚大劇場で開催した。

 ルイジ・ルキーニ役の極美慎が歌う「キッチュ」で幕開けし、エリザベート役の星空美咲&フランツ・ヨーゼフ役の聖乃あすかが「も怖くない」を熱唱。

トート役のトップスター・永久輝せあと、ルドルフ役の侑輝大弥&希波らいとが「闇が広がる」を披露した。星空の「私だけに」では伸びやかな歌声に拍手が送られた。永久輝は「最後のダンス」で、キレのあるダンスも披露。2014年にトートを演じたOGの明日海りおと、蘭乃はなが「私が踊る時」、明日海が「愛と死の輪舞(ロンド)」を歌った。

 VTRで出演した初演メンバーの一路真輝は「30年続くとは夢にも思わなかった」とコメント。明日海も「30周年おめでとうございます。3回出演しました」とほほ笑んだ。久しぶりの大劇場での歌唱に明日海は「緊張よりホッとする感じ。退団(21年)以来だったので、気持ちがいいな」と振り返った。

 花組生とのトークも展開。永久輝はトート役について「まだまだどういう風にしていくか模索中。(演出の)小池(修一郎)先生が実際にやってくださるので、試行錯誤しながら今日を迎えました」とはにかんだ。

星空は「エリザベートをすると聞いてから蘭乃さんと個人的にお話する機会があり、色んなことを教えてくださったので、お姿を拝見できただけで涙がこぼれそう」と、頼もしい先輩との共演を喜んだ。

 永久輝は稽古について、スタートダッシュが早いと明かし「スイッチが入って役と向き合っている組の雰囲気、作品の向き合い方が違ってすごいなとみんなを見ています」とにっこり。最後は「前夜祭を勇気に、稽古を精いっぱい励んでいきたい」と意欲を語った。

 花組公演は10月17日から11月22日まで、宝塚大劇場で。東京宝塚劇場では12月19日から来年2月7日まで上演される。

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