ぽっちゃり系のアラサーグラドルとしては絶大な人気を誇る磯山さやか(31)。7月にInstagramにアップされた画像では、普段よりスレンダーな印象だったため「あの磯山さやかが激ヤセ!?」と話題を集めた。

ちょうどそのころの磯山は、舞台『志村魂~一姫二太郎三かぼちゃ~』の稽古まっただ中と伝えられており、健康面を気づかうファンも多かった。

 しかしネットの声を聞きつけた磯山は、ブログに「ダイエットはしていません」と綴り、カラダを斜めにしているから細く見えただけと激ヤセを否定。同時に豪勢な肉料理を頬張る写真をアップして、ぽっちゃりキャラをアピールした。

 この磯山の対応にぽっちゃり好きたちは大喜びし、「痩せちゃったら魅力半減だもんね」「ぽっちゃり継続中、安心しました」「グラビア活動にも期待してます」などの声が相次ぐことに。しかし、そんなファンの思いとは別に、このところ磯山は以前のように肌を露出する仕事は控えめ。そうした現状に不満を持ったのか、最近になって磯山のかつてのグラビア写真が次々とネット上に貼られ、「磯山さやかのムチムチボディ最高!」といった声が上がっているのだ。


 まとめ系サイトなどには、00年代に撮られたと思われる磯山のグラビア写真が多数アップ。柔らかそうなカラダに極小ビキニを身に着けている磯山に、ファンから興奮気味なコメントが寄せられている状況だ。中には、09年に挑戦したダイエットの成果を披露した雑誌「FRaU」(講談社)でのセミヌード写真などもあったが、見事なくびれやしなやかな手足には物足りなさを感じている人も多いようだ。こうした現象は、今まさに現在進行形の磯山のぽちゃボディを目にしたいというファンの願望の表れなのかもしれない。

 磯山のボディに改めて絶賛の声を送ったファンは、ブログなどで公開された最近の画像にも注目。磯山は毎日のようにブログを更新するタイプではないが、記事には毎回のように画像を貼りつけており、そこでは片手に缶ビールを持つ写真や居酒屋で飲み食いする姿が見られる。
ぽっちゃり街道をひた走る彼女に、ファンは安心しているのかもしれない。激ヤセの指摘があったのは約2カ月前で、しかもそう見えただけなのだが、ファンは磯山が痩せてしまうことを心配しているようでもある。

 マシュマロ女子のファッションを専門に取り扱った「la farfa(ラ・ファーファ)」(ぶんか社)が創刊された2013年ころから、巷でよく騒がれるようになった"ぽっちゃり女子"というフレーズ。当然ながらそのトレンドは芸能界にも押し寄せており、このところふくよかな体型で人気を集める女性タレントが増えている。

 たとえば、8月末に放送された『ランク王国』(TBS系)には肉肉しいグラドルとよばれる柳瀬早紀(27)が出演し、迫力満点の100センチバストを披露して話題を集めた。また、現女子アナ界でナンバーワンの人気を誇るのも、愛くるしい丸顔が印象的な日本テレビ水卜麻美(28)だ。
磯山が主に活動しているバラエティ界では、以前からぽっちゃり体型の女芸人が多く活躍しているし、そこに割って入るようなカタチで、元アイドリング!!!の谷澤恵里香(24)や、元SDN48の野呂佳代(31)といったアイドル出身のぽちゃ系タレントが進出している。

 本格的なデビューを果たしたばかりの柳瀬はまだまだ未知数な部分も多いが、谷澤や野呂などに共通しているのは好感度の高さ。バラエティで芸人たちから体型をイジられながらも、決して卑屈にならない彼女たちは多くの視聴者から応援される存在なのだろう。そして、そんな彼女たちの代表格と言える磯山も、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の中で有吉弘行(41)から再三にわたって「生まれたときから太ってるんだっけ?」「痩せたら可愛いのに」とイジり倒され、イヤな顔をしつつも最終的には笑いを生む。体型を武器にしていると言うと語弊があるのかもしれないが、自らの個性を存分に生かす彼女たちは、それだけタレント性が備わっているのだろう。

 目下大ブレイク中というワケではないが、テレビやラジオなど計5本のレギュラーを抱える磯山。
ぽっちゃりボディと愛されキャラで順調な芸能活動を送る彼女には、ぜひ熱狂的なファンの声にも応えてほしいものだ。
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)