テレビ金沢の馬場ももこアナウンサー(26)が、13日に放送された人気トークバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に初出演。「破天荒アナ」「女子アナ界の暴れ馬」の異名通り、終始ハイテンションで初登場とは思えない暴走ぶりを見せつけた。

放送中にTwitterのトレンドワード入りするなど大反響を巻き起こし、地方局アナとしては超異例の全国区での大ブレイクを成し遂げそうな状況となっている。

 番組は「毒舌サバサバ女VS女子アナSP」と題し、毒舌女性タレントたちと現役女子アナがトークバトルを展開するという構図。だが、いきなり冒頭で馬場アナは「よろしくお願いします! エイエイオー!」とこぶしを突き上げて独特の挨拶を披露し、これに共演者たちから集中砲火が浴びせられることになった。

 司会の明石家さんま(62)は読売テレビの林マオアナ(33)が「共演するのも嫌」と言っていたことを明かし、これにフリーアナウンサーの本田朋子(34)は「分かります。こんな落ち着きのないアナウンサーがいるんだなって」と同調。さらに柴田理恵(59)は「大して可愛くもないし、プロフィール写真の顔と全然違う」と言い放ち、友近(44)からは「キー局の顔じゃない」と評され、みちょぱこと池田美優(19)は「どの時間帯に出ててもムカつくと思う。
元気過ぎて疲れる」とホンネを漏らした。

 馬場アナは「えーっ!」と納得がいかない様子だったが、本業のニュース読みや恋人について聞かれると「(彼氏は)損保マンです。ニュースもちゃんと読んでますよ~」と騒ぎながら反論。怪訝そうな顔で見ていたデヴィ夫人(78)は「こういう人、苦手だわ~」とバッサリ斬り捨て、続けて「大阪の有名な喜劇の会社に入ったら、どうなの?」と嫌味たっぷりに吉本興業入りを勧めた。

 さらにトークが「この女とは距離をおこうと思った時」というテーマになると、馬場アナと今年1月に『行列のできる法律相談所』(同)で共演した徳島えりかアナ(29)が「馬場さんと距離を置きたい」と告白。徳島アナによると、馬場アナは番組で大暴れした挙げ句、最後に「徳島さん、野球選手と付き合ってるじゃないですか」と根も葉もないデマ情報を喋ったという。
徳島アナは「付き合ってねえし!」と、馬場アナの口調を真似して必死に否定した。

 馬場アナは「何となく想像で言ってしまった」と笑いながらデマだったことを認め、これに女性共演者たちは「怖い!」とドン引き。柴田からは「あんた頭おかしいんじゃないの!?」と厳しいツッコミが入れられ、さんまも「頭おかしいのは事実」とお手上げ状態で笑うしかない状況となった。

 もはや「馬場アナSP」と言っていいほど番組にを巻き起こした馬場アナ。放送中にTwitterのトレンドワード入りするほど話題なり、ネット上では「女子アナとしてダメでしょ」「うるさすぎて不愉快」「見てると疲れる」などと批判が噴出。その一方、男性視聴者を中心に「馬場アナ可愛い! 顔も性格もタイプ」「明るくて小動物系で可愛い」「芸人より面白い」「馬場アナを見てると元気になれる」といった好意的な声が多数上がり、賛否両論ながら一躍「時の人」となっているようだ。


「『女子アナとは思えない』という声もありますが、テレビ金沢では真面目にニュースを担当していますし、原稿読みは非常に上手いと業界でも評判。しっかりとしたアナウンサーとしての実力を持ちながら、全国ネットで破天荒ぶりを見せつけることで、地方局の地味なイメージを覆そうとしています。また、百戦錬磨の人気芸能人たちの集中砲火にもめげずにキャラクターを貫いたのも立派。底抜けに明るい性格は男性ウケがいいですし、一過性の炎上キャラで終わらずに大ブレイクする可能性は十分ありそうです」(アイドルライター)

 元地方局アナがフリー転向後に人気となるケースは過去にもあったが、現役の地方局アナがこれほど話題になっているのは超異例。テレビ金沢の14日付の公式Twitterでは番組で共演した山梨放送のハーフ女子アナ、ハードキャッスルエリザベス(25)との楽屋前でのツーショット写真がアップされ、馬場アナの全国区進出を局を挙げて応援しているようだ。

 昨年出演した『今夜くらべてみました』(同)では一人暮らしの「汚部屋」を公開したり、衝撃の「除毛シーン」まで披露するなど、芸人顔負けの"タブーなし"路線を突っ走っている馬場アナ。
今後も全国区のバラエティで台風の目となれば、キー局偏重だった女子アナ界に大きな変革をもたらすことになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)