2026年4月のとある日の週末、山下達郎さんのライブ、
【SGCホール有明 こけら落としプレミアシリーズ
TATSURO YAMASHITA LIVE at SGC HALL ARIAKE】
へ行ってきました!
これはテレビ朝日が2026年3月27日に開業した東京ドリームパークの新しい多目的ホールであるSGCホール有明の開業を記念した企画で、3月28日から4月29日までの期間に山下達郎さん以外にもB’zやサカナクションなど超豪華なアーティストが公演を行うというスペシャルなライブイベント。
達郎さんのライブは4月11日(土)と12日(日)の2日間で開催され、当日のMCで達郎さんがおっしゃられていましたが、2日合せておよそ7000人の席に22万人の応募があったという超プレミアイベント。
私にコネなどありませんから本当に自分の運だけでつかみ取りました!
やったぜ!嬉しいです!!
数々の音楽番組やイベントを手掛けてきたテレビ朝日のノウハウを結集した多目的ホール「SGC HALL ARIAKE(SGC ホール有明)」は、金の精錬から製作、販売、買取まで、すべてを手がけるゴールドカンパニー、株式会社SGC とのネーミングライツ契約により命名されたそうです。
達郎さんのMCによると今回の会場、1Fフロアは立見席として利用すれば5,000人くらいは入るそうなのですが、ファン層の年齢を考慮して椅子を用意されたとの事。
当日会場を見渡すと実際に年配の方が多かったですが、10代20代と思われる若い方々も非常に多く、ファン層の幅広さにも感動しました。
そりゃあ22万人も応募しますよね!凄まじい人気です!!
さて、今回新しくオープンしたSGCホール有明。
私は最上階となる4階の一番後ろの列の席でまさに最後部の奥の奥でした。
チケットナンバーを確認し、実際に座席位置を知った時は本当にがっかりしたのですが(どの席も共通の価格だからです)、いざライブが始まってみると本当に音響が素晴らしくむしろ最高の環境なのでは?と感じました。
専門家ではないのであくまで素人の肌感覚の感想になりますが、後ろの壁など周りからの音が跳ね返ってくる感じはなく、前のスピーカーから出てくる音が純粋に耳に入ってくるような感覚。
アーティストが聴いて欲しい狙いの音をそのまま伝えてくれるような感覚になれる空間でしたので、それぞれのミュージシャンの方々の演奏のきめ細かい部分まで解り、非常に素晴らしい音像が味わえたと感じました。まさに特等席。
逆に言えば演者の技術が丸出しになる、プロ中のプロの演奏しか許さない会場になっているのかもしれません。
そして何より達郎さん曰く、ご自身も一番後ろの席でサウンドチェックしたとおっしゃられており、さらには「一番後ろのあなたにも届くように歌います」と言ってくださり、自分のために歌ってくれているような気持ちになり、没入感は増し増し。
最新のホールで最高のアーティストのライブを一番後ろから鑑賞できる優越感を味わう事となり、「もはやここは特等席では…?」とさえ感じ、物凄く素敵な時間を過ごすことができました!
(何よりこのプラチナチケットに当たってるだけで十分ありがたいですよね!
不満を言ってはいけませんね。
感謝感謝です。)
達郎さんのライブはほぼ全編を通して座って鑑賞するのが暗黙のルールとなっているので、とにかく音楽に集中できるのも嬉しいポイント。
この研ぎ澄まされた演奏と音響を満喫するにはこれ以上ない機会となっていたのではないでしょうか。
(もちろん立って楽しむのが恒例になっている楽曲もありますよ!)
といったことを書きつつも、そもそも山下達郎さんのライブはいつも音響が素晴らしく良いので、このSGCホール有明という箱のポテンシャルが高いのかどうか、素人の自分には全くよくわかりませんでした…というのが正直な感想です。
(達郎さんはお客さんに最高の音楽が届けられる規模の場所でしか演奏しないことでも有名で、アリーナクラスでは絶対に演奏しないため、チケット数は少なくなる、イコール物理的な意味でもチケットがプラチナ化しがち。)
素人の自分には、あの音響にこだわりの強い山下達郎という一流アーティストが出演を決めてここで演奏したという事実、そしてこれもMC情報ですが、秋からのツアーもこの会場を組み込むとおっしゃられていたので、これらの要素が何よりのベンチマークになるのかなと感じました。
また、こうしたホールは様々なアーティストが演奏し、会場を音で揺らしていく事でその空間の“鳴り”が良くなっていくそうなので、未来に大きく期待できる新スポットが誕生したんだなという事も感じました。
次にセットリストに関しても少し触れたいと思います。
達郎さんのライブに関しては『SPARKLE』で始まり『YOUR EYES』で終わるというのは暗黙の了解的に決まっており、その途中の道筋でどんな景色を見せてくださるのか…を楽しむライブとなっており、まるで一流レストランのコース料理を楽しむかのような感覚、体験に。
初めてライブに来るお客さんがいつ来ても喜んでもらえるようにという思いから、大ヒット曲の『RIDE ON TIME』と『クリスマス・イヴ』は必ず演奏してくださいますし、バンドでの演奏はもちろん、アカペラのコーナーがあったり、メドレーがあったり、いろんな楽曲をマッシュアップして演奏するパートもあったり、目まぐるしい展開、構成は極上という言葉でも足りないほど。
私にとっては達郎さんの曲で一番好きなのが『SPARKLE』なので、前菜でいきなり極上のステーキを鼓膜という胃袋に叩き込む事が確定しているという幸せもあります。あのカッティングのイントロで毎回絶対に泣いていますし、『YOUR EYES』でのしめくくりも本当に至高。
(いつも歌い出しの冒頭が早口のテンポ早めで進んでいくのが何故なのかな~と思っていますが、あの緩急が本当に極上のビター&スイート感を出すので凄いなと思います。間奏での宮里陽太さんのサックスも極上で泣ける!)
今回のイベントでは、ライブで激しく盛り上がる『SILENT SCREAMER』が途中、これまた激しめの『BOMBER』へとシームレスに移り変わっていき、最終的に再び『SILENT SCREAMER』に戻るという超人的な構成を披露。
これはもはや『SILENT BOMBER SCREAMER』という名の新曲です。
本当に感動しました。
(ちなみに『BOMBER』に関して、数年前までしばらく演奏していなかったそうなのですが、達郎さんがレコードショップで偶然出会ったファンだという外国人男性に「ライブで演奏してほしい」と言われて再び演奏し始めるようになったとか。)
激しいロックな楽曲を聴いていると忘れがちですが…なんと達郎さん、ご年齢が70歳を超えてるわけで…!
本当に年齢を感じさせない凄まじい歌声&演奏力です。
竹内まりやさんが『山下達郎のサンデー・ソングブック』に以前ゲスト出演された時におっしゃられてますが、「若い頃より声が出ている」との事。
失礼な表現かもしれませんが…本当に怪物だなと感じずにはいられません。
ただ、ライブのために以前は大好きだったというお酒をやめたというエピソードも語られていたので、当然ご自身の健康の為というのが一番だとは思いますが、応援するファンに対しても誠実な方なんだなぁという印象を受けました。
(ちなみに、達郎さんはいつもステージにゴジラのフィギュアを飾っておられるので、なおさら怪物、怪獣感を感じています。どうかいつまでもお元気で!)
そして山下達郎さんのライブに関してはバックにいらっしゃるミュージシャンの方々も本当に凄いんです。まさにある意味でCIRCUSを見ているかのような凄まじさ。
曲芸的とも言える高難易度の楽曲をいともたやすく演奏出来る達人集団が生み出すグルーヴ感は、本業の方からすると絶望するレベルの演奏技術なのではないかと睨んでいます。
CIRCUSといえば、2026年4月8日に発売されたばかり、山下達郎ソロデビュー50周年企画『CIRCUS TOWN 50th ANNIVERSARY EDITION』も話題ですね。
私は会場で購入しました!(特製クリアファイル付き!)
このアルバムに入っている『夏の陽』、いつかフルでライブでも聴いてみたいものです。
●山下達郎「CIRCUS TOWN」Music Video
動画を見るさて、【SGCホール有明 こけら落としプレミアシリーズ
TATSURO YAMASHITA LIVE at SGC HALL ARIAKE】レポートはいかがでしたでしょうか。
ちなみにSGCホール有明には英国風パブのHUBがあるので、ライブの後に一杯サクッと飲んで帰れるのも嬉しいポイントだと感じました。
達郎さんのライブに行くために、達郎さんの音楽を聴き続けるために。
私、とにかく健康に気を付けて生きていきたいと思います!!!!!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【おまけ】
さて今回のライブではMCでファンにとってとっても嬉しい情報も飛び出しました。
2026年中に、ついにライブアルバム『JOY2』(3枚組!!!)が発売されるとの事です!
これは1989年11月1日に発売された山下達郎さんの珠玉のライブ音源をまとめたライブアルバム『JOY -TATSURO YAMASHITA LIVE-』の続編となる作品。
発売日はまだ決定していないものの、作業の最終段階に入っているとのことで、
秋に始まるツアーまでには間に合わせたいとの事でした。
(MCではもしツアーの開始に間に合わなくても年内にはリリースしますとはおっしゃられていました。)
年齢が40代の私はもともと山下達郎さんに対して子どもの頃に放送されていたテレビ番組『ポンキッキーズ』で使用されていた『パレード』などから受ける優しい印象から勝手に温和なほのぼのした系アーティストなのかなとイメージしていたのですが、『JOY -TATSURO YAMASHITA LIVE-』に収録された鬼気迫るほどバリバリでキレキレの演奏に脳天を勝ち割られるほどの衝撃を受け、「山下達郎、めちゃくちゃロックじゃん!」と気づき、その沼にのめり込んでいきました。
もちろん達郎さんならではの優しい曲、ゆったりした曲も数多くありますが、お客さんとの果し合いをするかのような音楽を生み出せるのも山下達郎のアーティストとしての厚みや魅力として存在していると感じています。
『JOY2』、果たしていつどこで演奏された何の楽曲が収録にされるのか。本当に楽しみです。
そしてさらにさらにの衝撃的情報だったのですが、なんと『JOY3』の作業も同時進行で行っているという話もありました。
なんでも達郎さんは現在のライブメンバーになってから10数年経つそうで、その今のメンバーで演奏された楽曲の中からチョイスして作るライブアルバムが『JOY2』、そしてそれ以前の、伝説のドラマーである青山純さんが在籍された頃の楽曲などからチョイスした選曲は『JOY3』としてリリースするというお話がありました。
バンドメンバーに関しては2023年のツアーからギタリストの佐橋佳幸さんが卒業され、鳥山雄司さんが新たに加入されていますが、『JOY2』にはお二人それぞれが参加された楽曲が入っていると良いなぁと思います。詳細が待ち遠しいです。
また、『JOY3』には亡くなられた青山純さんの時代の音源も入るという事のみアナウンスがありましたが、勝手な個人的予測であり希望として、ぜひとも達郎さんのバックで演奏する村上ポンタ秀一さんや坂本龍一さんの奏でる音も最新のマスタリング音源で聴けたら嬉しいなぁ…なんてことも願わざるをえない情報だなと感じました。
【余談1】
会場内にはテレビ朝日のマスコットキャラクター、パンダ王子のゴーちゃん。の像が。
達郎さんがテレビに出る事は絶対に無いと公言されていますが、テレビ朝日の偉い方には今回の縁をなんとか生かして頑張っていただいて、過去に映画館でのみ上映された達郎さん唯一の映像作品『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984』を放送していただきたいものです…。
【余談2】
今回のライブを記念したタオルとキーホルダーをゲット!
さらにリリースされたばかりのCDもゲット!
会場限定で販売された記念のアルミプレートは数量限定だったので買えませんでした…。
もっと販売数増やしてください!!
(メルカリで高額転売されいてます!!)
【余談3】
4月11日(土)と12日(日)の2日間の公演の後者、12日のみ、なんとシークレットで竹内まりやさんが主演されるというサプライズもありました。
この出来事、嬉しい半面、11日に参加した方の事を思うと素直に喜べない部分があったりもしました。
竹内まりやさんもほとんどライブ活動はありませんし、なかなか生でその歌声を聴ける事なんてありませんからね!
達郎さんのツアーにまりやさんが時々コーラスで主演されるというサプライズもファンの間では暗黙の了解になっていて、まさにガチャのような感覚で楽しんでいる方も多く、今のままでも出てくださるだけでも感謝感謝ではありますが、是非、登場回数を増やして頂く事、ご検討いただけますと幸いです。
もっとわがままな願いを言うならば、今後の達郎さんのツアーには是非、全会場参加していただきたい!なんて事を夢見ております。
もしくは1年のうち前半は竹内まりやツアー、後半は山下達郎ツアーというスタイルで活動していただけたら…。もっと言えば、前半達郎さん、後半はまりやさんが…という対バン的なジョイントコンサートなんてのも良いかもしれませんね!
竹内まりやさんのライブは山下達郎さんがバンドマスターとしてバックで常に演奏されているので、もし万が一、この願いが達郎さんの耳に入った日には「老人虐待だ!」と怒られるかもしれませんが(このフレーズは
ラジオで時々冗談でご自身がおっしゃられています)、いちファンの願いとしてここに記しておきたいと思います!
【Not Sponsored 記事】
文・写真:増田崇志
テレビリサーチャー。
大学卒業後、主にテレビ番組を手掛ける映像制作プロダクション勤務を経てリサーチャーへ。
担当番組は「しゃべくり007」「モニタリング」「世界の果てまでイッテQ!」「秘密のケンミンSHOW」「嵐にしやがれ」「マツコ&有吉 怒り新党」「ワタシが日本に住む理由」「ザ!世界仰天ニュース」など。
(過去担当も含む)
番組制作以外にもインタビュー取材や、イベントレポート、コラム等を制作。
生粋のテレビウォッチャーでありながら、映画やラジオ、配信…etcなど、様々なコンテンツをチェックしまくるエンタメ大好き人間。ただのミーハー。
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