次々と新たなテイストが現れてブームを作る「調味料」。その最新の動向をキャッチしました!静かなブームになっているという「サテトム」です。
ご存じですか?ベトナムではポピュラーな調味料で、見た目はすご~く辛そう。どんな使い方ができるのか、いろいろと試してみようと思います。後半では、他の調味料と合わせて3種のディップソースを発案。こちらも野菜との相性を検証しましたよ。さっそくご覧ください♪

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辛いものが割と得意な筆者。エスニック料理は大好きで、気になる調味料があったら迷わずトライしてしまいます。

この手の調味料で困るのが、おうちで毎日エスニックにするわけにもいかないので、買っても中途半端に残ってしまう問題。
そんなわけで残してしまいがちなエスニック系調味料ですが、今回は日々の食卓でどれほど使えるのか検証してみました♪いろんな食材を合わせてみます!

「サテトム」とは?

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡

サテトム(税込み298円)筆者はカルディで購入。

サテトムとはベトナム料理に使われる調味料で、エビとレモングラスの風味が特徴です。
干しエビやレモングラス、トウガラシなどをベースにした辛味のある香味油なので、ベトナム版ラー油とも呼ばれています。

今、お手軽に楽しめるエスニック調味料として、静かなブームなんだとか。
というのもお値段300円程度で購入できて、内容量も100gと小ぶりなサイズなので、トライしやすいんですね!

X(旧Twitter)でも使っている人続々!
生姜大蒜、豚肉を炒めて、そこへ茄子を総動員。

水、酒、えーと鶏がらスープとトウチ、さらに最近買ったサテ・トムで味付け。味のとがりを取るために、黒蜜を追加。とろみをつける。
ヨシ、そのまま食卓へGO。
ごはんの上に好きなだけかけて、冷奴も乗せてしまう。
なにこれ、何て料理? pic.twitter.com/C1rRgBGoAf— ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 (@Butayama3) July 15, 2021
ベトナムのサテ・トムを初めて買ったのですが、めちゃくちゃおいしい…誰かうちに酒飲みにきたらまずこれ豆腐に乗っけて出します pic.twitter.com/ViSE9Fk5t6— 箱[いぬ いぬ]‍(倉田タカシ) (@deadpop) February 11, 2022突然だけど語る

この食べるベトナムラー油サテ・トムがとにかく美味しい
ベトナム料理はもちろん、肉、魚、豆腐、なんならご飯に直にかけても、むしろ合わない料理がない…
味はガツンとしたエビニンニクにさわやかレモングラスの風味…かけるだけお手軽エスニック…
KALDI等で買えるので是非… pic.twitter.com/T3dHDxXdRO— じえじ®︎とじぇーむす4さい (@toknao2017) October 6, 2021お豆腐やご飯にのせるなど、日本の食卓でも大活躍の模様です。

そして、一度食べると誰かにおすすめしたくなる魔力があるのでしょうか…?
食べるのが楽しみになってきました!

まずは少し味見してみましょう。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


あ…これは、完全にラー油です。初めて聞く調味料なので馴染みのない味を想像していたのですが、意外にも親近感のある味でびっくり。
辛味はまさにラー油の唐辛子で、そこにエビの旨味とレモングラスのエスニックな香りがついてきます。
具もたくさん入っているので、ベトナム版食べるラー油といったところでしょうか。

もちろんトウガラシが入っているので口の中がピリピリします。
辛いものが苦手な人は要注意ですが、普段からラー油を食卓に取り入れている人であれば余裕な辛さだと思います。
超激辛!!というわけではありませんでした(もちろん個人差はあります)。

サテトムに合わせるおすすめ料理4選試食レポ♪

瓶には合わせるおすすめの料理が書いてあります。
フォー、厚揚げ、カレー、チャーハン、だそうです。

初めての調味料ですし、まずは瓶に記載されている通りに試してみましょう!

【サテトムに合わせる食材1】フォー

まずはフォーから。今回使ったのはスーパーで購入したこちらのフォーキット。

中には乾麺とスープの素が入っています。たまたまこちらを購入したものの、なんとこの商品、今回試すサテトムと同じブランドのシンチャオから出ているものでした。
相性は期待できそうです。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


パッケージ通り麺を茹で、スープを入れて完成!
パクチーと残り物の蒸し鶏をトッピングし、そこへサテトムを小さじ1加えました。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


なんとおいしい!!ここはお店かなと思うくらいの完成度で、文句なくのおすすめです。
元のスープが少し甘めの味付けなので、スープにサテトムを小さじ1入れるくらいなら、辛いものが苦手な人でも無問題かと。
サテトムのエビの風味を感じる余裕が出そうな気がします。
辛いもの好きな人はもっと入れても全然大丈夫。わたしもこの後さらに小さじ1の追いサテトムをして完食しました。
サテトムを試したい人には断然おすすめできる、王道の組み合わせと言えそうですね!

【サテトムに合わせる食材2】厚揚げ

続いては厚揚げです。Twitterでも豆腐にかけるというコメントをよく見かけたのでいい相性なのかもしれません。

市販の厚揚げをオーブントースターで7分ほど焼き、サテトム小さじ1を載せました。熱々の厚揚げの表面に、サテトムを載せた時のジュッという音が食欲をそそります。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


食べてみると…。なぜか和風?と勘違いするような味わい。カリカリに表面を焼いたことで、厚揚げの香ばしさとエビの旨味でおいしさが何倍にも増幅されたような気がします。
厚揚げの味が淡泊なため、サテトム自体の辛さはダイレクトにきますね。なので辛いのが苦手な人にはチトおすすめできないけれど、お酒のおつまみに最高です。

豆腐に合わせるのも間違いなさそうですが、厚揚げの表面をしっかり焼いて温めたことでサテトムの香りが立ってよりおいしくなることがよくわかりました。
サテトム、豆腐ではなく厚揚げをおすすめしてくるあたり、わかってるーーーー!

【サテトムに合わせる食材3】カレー

お次はカレー(市販)です。そもそもカレーにラー油をかけたことがないのでどんな味変になるのか未知数です。
分量通り作ったいつものカレーにサテトムを小さじ1のせます。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


これは…!シーフードカレーかと思うほど魚介の旨味がすごい!エスニック感が増されるというよりはエビの旨味が前面に出た後に、辛味が追ってくる、という感じ。やはり辛味が増されることは間違いないので、辛いものが苦手な方は、元のカレーをいつもより甘めのルーで作った方がよいかもしれません。
今回はジャワカレーの辛口で作ったカレーですが、このカレーが辛さの限界ラインギリギリの夫に試食してもらうと、サテトム増しは辛くて厳しい…とのことでした。

でもこれもとってもおいしい!具材は鶏肉を使いましたが、ここにエビのプリっとした食感が入ってくれば最高なのに~と思いつつ完食しました。次回はシーフードカレーにしてサテトムちょい足ししてみよう♪

【サテトムに合わせる食材4】チャーハン

おすすめ最後はチャーハン。
油を熱したフライパンに溶いた卵を炒め、そこに冷やご飯、長ねぎを刻んだものを加えさらに炒めます。しょうゆとゴマ油を回し入れ、塩、こしょうで味付けしてシンプルなチャーハンを用意しました。
仕上げにサテトムを大さじ1加え混ぜます。もうこの辛さにも慣れてきたので、今回は大さじで。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


トッピングにきゅうりのスライスを添えました。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


おおっ!、これは、いつかエスニック料理店で食べたことのある味です。インドネシアの炒めご飯、ナシゴレンを思い出します。たったこれだけで普通の炒飯が違う一皿になるなんて、サテトムすごい!
今回の約200gのチャーハンにサテトム大さじ1という分量だと、口の中がピリピリしてきます。でもそこに、添え物のきゅうりがいい仕事するんです!きゅうりの水分が口の中をリセットしてくれます。ライムを絞ってもよさそう!
添え物にも理由があるんですね~。
いつものチャーハンがアジアンレストランテイストにガラッと変わる、おすすめ味変になりました♪

辛いものが苦手でも食べられる⁉サテトムディップ3選試してみた!

サテトムを試してみたいけど、直接味わうのは辛そうで…という辛いものが苦手な方でも楽しめる方法はないのかな?と考えてみました。
そこで、サテトムに別の調味料や食材を混ぜるサテトムディップを思いついたのでやってみました。

今回選んだのはこちら。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


左からプレーンヨーグルト、マヨネーズ、ピーナッツバターです。
ヨーグルトは乳製品のミルキー感で、マヨネーズは卵のコクで、そしてピーナッツバターはピーナッツのまろやかさで、それぞれ辛味を抑えられないかという発想です。

【話題のシン・調味料】静かなブームの「サテトム」をお試し!エビの旨味満点のベトナム版食べるラー油♡


サテトム小さじ1に各食材大さじ1を混ぜ合わせたディップを3つ用意しました。
つける野菜はきゅうりとセロリをスティック状にしたもの。

食べてみると…

ヨーグルト×サテトム

むむむ、これはあまり食べやすくないです。酸味が前面に出てしまって、酸味とサテトムの辛味がぶつかり合っている感じ。
ディルのようなハーブやクミンといったスパイスを足して野菜と和える、インド料理のライタのようにアレンジすると、ヨーグルトとサテトムだけの個性のぶつかり合いを避けられそうです。

マヨネーズ×サテトム

これはかなりしっくりきます。違和感なく、辛めのマヨソースとして食べられます。サテトムの辛味はマイルドになり、マヨネーズのコクとエビの旨味が相まって野菜が進む進む!
合格の組み合わせです!

ピーナッツバター×サテトム

おいしい!個人的には優勝の組み合わせ。ピーナッツの甘みがあるので、辛味を消すには最適解ではないでしょうか。甘辛味噌のようなテイストになります。こっくりとした甘辛いソースになるので、フォーのトッピングに登場した蒸し鶏につけてもおいしかったです。これはぜひ辛いものが苦手な方に試していただきたい組み合わせです。

サテトムをいろいろな組み合わせで使ってみましたが、ベトナム版食べるラー油、として普段ラー油を使っている食べ物に置き換えて使うことが出来そうです。納豆や卵かけご飯に冷ややっこ…どれもいつもの味がガラッとアジアンテイストに変わるのを楽しめますね。

そして、辛いものが苦手な方でも、特にフォーへのトッピング、そしてマヨネーズやピーナッツバターと混ぜてディップにすると無理なく食べることが出来ると思います。

初めての調味料で使いきれるか少し不安でしたが、手のひらサイズの100gなので、試作していたらあっという間に半分くらいになってしまいました。お値段も300円とお手頃な価格なので、気軽にアジアンテイストへの味変がしたい方には絶対買って損はないと思います!本格的な味わいに、海外旅行気分も味わえちゃうかもしれません♪
気になったらぜひ手に取ってみてくださいね。

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