アイドルといえば“恋愛禁止”がお約束。しかしそんな大前提を根底から覆す「全員、ぼくの妻です」という前代未聞のアイドルグループが、清竜人と「清」姓を授かった6人の夫人からなる“夫婦アイドルグループ”「清竜人25」だ。
「ハーレムになりたいという願望が大前提としてあります」と清竜人が語るこのグループは、一体どんなグループなのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.116で、清はこのように語っている。

「元々楽器を持って演奏するようなライブが好きじゃなくて。それこそ『MUSIC SHOW』のようなライブは大好き。そのときの気持ちが今回のプロジェクトに繋がりました」

デビュー当時からソロ・アーティストとして活動し、独自の世界観を形成してきた清。4枚目のアルバム『MUSIC』を完全再現したライブ『MUSIC SHOW』では清の熱演が話題を呼んだが、「今なぜアイドル?」という問いに対する答えは、「1人は飽きた」という言葉だった。

「バンドじゃないと出せないものってあるじゃないですか。そういうものをやりたいなと思ったんです。あと、元々ぼくは音楽や映画を鑑賞する時、同性のものは選ばないんです。一緒にものづくりする時でも、同性と一緒にやるのは理解ができないですね。全っ然楽しくない。だからその両方が叶った今、すごく楽しいんです」

過去にはでんぱ組inc.堀江由衣に楽曲提供をしたこともある清だが、今回の清竜人25については、とにかく謎だらけ。清は、彼自身がほぼ直感で選んだメンバーについて、「全員、一目惚れで結婚した感じです」、さらに今後の方向性としては、「アイドル産業の販売方法を完全に踏襲しようとは思っていなくて、今までやってきたアーティストの部分を上手いことクロスオーバーしていきたい」と答えており、ファンに対しては、

「結婚している女性を推すというのは、ある種背徳的な気持ちが掻き立てられるんじゃないでしょうかね。

不倫のような。まぁ、好きに応援してくれたらいいと思います」

と、述べている。

◆『クイック・ジャパン』vol.116(2014年10月14日発売/太田出版)

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