スポーツクライミング男子で2024年パリ五輪複合銀メダルの安楽宙斗(JSOL)、同女子4位の森秋彩(茨城県山岳連盟)が22日、都内で行われた26年シーズンの日本代表会見に出席。森は「一番の今の目標はロサンゼルス五輪でリード種目優勝。

目の前の大会というより、そこへ逆算する。海外の大会にたくさん出ていくのではなく日々、今までと変わらず地道にトレーニングをする」と今季の流れを説明した。

 今年3月に筑波大を卒業。大学院には進まず「クライミング中心の生活を送るという判断をしました」と練習に専念する日々を送っている。大学時代、授業後の練習はつくば市内に限られていたが、現在は「都内や埼玉の大きなジムに行ける頻度も増えた。クライミングに費やす時間が増えた」と充実の表情。ハードワークにならないよう1日置きの練習も徹底し、自分らしくトレーニングを重ねている。

 24年パリ五輪では複合種目(ボルダー&リード)、スピード種目の実施だったが、28年ロサンゼルス五輪はボルダー、リード、スピードの3種目がそれぞれ単種目で行われることが決まった。海外では既に種目を絞っている選手も多いが、森は今季は2種目とも並行していくことを明かしている。

 これまで得意種目のリードに重きを置いていたが、4月のアジア選手権(中国)でボルダー、リードの二冠を達成し、2種目で今年9月のアジア大会(名古屋)に内定。「課題によっては(ボルダーも)自分も勝てるチャンスがあるとわかりましたし、急いで絞らなくても良いと思った。秋彩ちゃんがボルダーをしている姿が好きと言ってくれる方もいるので、もうちょっと頑張ってみても良いのかなと思っています」とうなずいた。

 最大目標は「ロサンゼルス五輪でリード種目優勝」。リードに重きを置きながらも「どちらも継続し、相乗効果。良い面を高め合っていきたい」と冷静に明かす。日本女子エースとして、さらに強くなるためのシーズンにする。

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