沖縄県は29日、県内で今年2例目となる麻しん(はしか)の感染患者を確認したと発表した。患者は南部保健所管内在住の30代男性。
周囲に感染させる恐れがある期間中に、那覇空港などで不特定多数の人と接触した可能性があるとして、県が注意を呼びかけている。はしかの原因となるウイルスは空気中の生存期間が2時間以下とされ、男性の立ち寄り先をいま利用しても感染することはない。

麻しんウイルス(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトから)

 男性は26日午前2時15分にシンガポールを出発して那覇空港に到着。同午前8時35分ごろから午前9時ごろまで那覇空港国際線到着口に滞在した。午前9時ごろに那覇空港からタクシーを利用したが、タクシー会社名は不明という。
 男性は24日に発熱や倦怠感があったが、25日から26日にかけて解熱したため、マレーシアからシンガポール経由で帰国。26日に体調不良のため救急外来を受診し、28日に県衛生環境研究所による遺伝子検査ではしか感染が判明した。
 男性はマレーシア滞在時にはしか患者と接触したため、発症予防のため4月19日に麻しんのワクチンを接種していたという。
 男性は発熱や皮膚の発疹、結膜充血などの症状があったが、29日現在は回復傾向にある。県内で今年初めてはしかの感染が確認された患者との関連はない。
 全国のはしか患者の総数は昨年1~3月が58人、今年は3月末で197人となっており、3倍以上のペースとなっている。
 はしかの原因となるウイルスは非常に感染力が強く、空気感染をすることから、免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する。
重症化すれば死亡する場合もある。
 県地域保健課は「はしかが疑われる症状が出た場合は事前連絡の上で速やかに受診し、周囲の人に感染を広げないよう公共機関の利用は控えてほしい」と呼びかけている。はしかの感染リスクはワクチン接種で低くなる。
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