オランウータンのぬいぐるみを母親代わりに抱く姿が国内外で大人気になっている市川市動植物園のニホンザル「パンチ」(雄、9カ月)の応援乗車券を、北総鉄道(本社・鎌ケ谷市)が29日から沿線駅などで販売する。売り上げの一部は動植物園に寄付され、サル山の環境改善などに充てられる。

 両者が2024年に結んだ市川市北部レクリエーションゾーン活性化のための連携協定の一環で、同鉄道のオファーに市が応じて実現した。
 「#がんばれパンチ 応援乗車券」は、大人ザルと並んで餌を食べ、ぬいぐるみに抱きつき、持ち歩くなどする動植物園提供のパンチの写真5枚を掲載。A5サイズ(210ミリ×148ミリ)。1部千円で内容は大町駅から大人620円区間、同380円区間の2枚。裏面には「パンチの成長をあたたかく見守ってください!」との動植物園からのメッセージが記されている。
 3千部を、京成高砂駅を除く北総線各駅と通信販売サイト、同社が出店するイベント会場で販売する。
 5月17日に動植物園で開かれる両者の「コラボまつり」でも販売予定。当日は大町駅から無料臨時送迎バスも出る。
 動植物園では園の環境改善に活用するため3月半ばから一般に寄付を募り、さまざまな仕草をするパンチの姿を16種類のLINE(ライン)のスタンプにして緊急発売しており、これまでに計約2900万円が集まった。同市動植物園課の安永崇課長は「(応援乗車券販売の寄付金も)園の維持のため有効に生かしたい」と利用を呼びかけている。
(小北清人)
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