[首里城正殿完成へ]
 沖縄総合事務局は4日、火災による焼失を受けて復元を進めている首里城正殿を11月23日から一般公開すると発表した。前日の22日には政府主催で復元完成式が開催される。

 首里城正殿は2019年10月に焼失後、22年から本体工事に着手。25年には外観工事が完了し、建物を覆っていた素屋根は同10月末までに完全に撤去された。現在は内装の塗装作業に取りかかっている。今後は大龍柱の設置工事を控えている。
 復元に際して防災対策を強化。正殿内には火災報知機と連動する監視カメラや誤作動防止機能が搭載されたスプリンクラーなどを設置した。
 木材は柱など主要な部分に国産ヒノキを使用。正殿の赤瓦は県産品を使い、一部は破損した瓦を砕いて再利用した。彫刻の塗装材には「久志間切弁柄(くしまぎりべんがら)」や久米赤土、高欄(こうらん)や龍柱などの石彫刻には与那国島産の「細粒砂岩(ニービヌフニ)」など県産の素材が活用されている。
 早期復興を願って国内外から県に寄せられた寄付金は60億円以上で、沖縄総合事務局や県土木建築部などを中心に復元が進められている。(政経部・田中青葉)
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