多くのアーティストに影響を与えたJ.J.ケイルのソロデビューアルバム『ナチュラリー』

タルサ・サウンドとは

アメリカでは本作(というかケイルの音楽)のことを“タルササウンド”と呼ぶ向きもあるが、カントリーやブルースの背景を持ったレイドバックしたブギやシャッフルのことを指すのであれば、アメリカーナと呼ぶほうが分かりやすいかもしれない。余談だが、この“タルササウンド”を完成させたのは、ジェイミー・オールデイカー(70sのクラプトンサウンドを支えたドラマー)の在籍したタルサ出身のザ・トラクターズで、もちろん彼らの傑作デビューアルバム『ザ・トラクターズ』(’94)にはケイルもゲスト参加していた。

最後に、本作のジャケットの誤表記について。LP時代の裏ジャケットに載っているクレジットではティム・ドラモンドがドラムと表記されているが、ドラモンドはベースプレーヤーである。

2008年、ケイルとクラプトンのコラボ作品『ザ・ロード・トゥ・エスコンディード』(’06)がグラミー賞を獲得、ケイルは世界的な有名人となるのだが、心不全で2013年に逝去している。

TEXT:河崎直人

アルバム『Naturally』

1971年発表作品

<収録曲>
1. コール・ミー・ザ・ブリーズ/Call Me The Breeze
2. コール・ザ・ドクター/Call The Doctor
3. ドント・ゴー・トゥ・ストレンジャーズ/Don’t Go To Strangers
4. ウーマン・アイ・ラヴ/Woman I Love
5. マグノリア/Magnolia
6. クライド/Clyde
7. クレイジー・ママ/Crazy Mama
8. ノーウェア・トゥー・ラン/Nowhere To Run
9. アフター・ミッドナイト/After Midnight
10.リヴァー・ランズ・ディープ/River Runs Deep
11. ブリンギング・イット・バック/Bringing It Back
12. クライング・アイズ/Crying Eyes

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