同作は、世界的なスーパースターが人生を左右する病気と闘う姿を、生々しく飾ることなく描いたドキュメンタリー。彼女のファンへのラブレターでもあり、彼女の人生を導いてきた音楽に焦点を当てると同時に、人間の精神の回復力の強さも描いている。ファーストルック画像の右こぶしを力強く握り締めて正面を見据える姿に、彼女の決意が伺える。
本作の監督・製作を務めるのは、病からこどもたちを守るために奮闘する医療従事者の姿を描いたドキュメンタリー『The Final Inch』でアカデミー賞にノミネートされ、聴覚障害を持つ人々が困難を乗り越えた先の発見を描いたドキュメンタリー『Moonlight Sonata』でエミー賞にノミネートされたドキュメンタリーの名手アイリーン・テイラー。製作総指揮は、セリーヌ・ディオンの全米ネットのテレビ初出演番組となった『Celine Dion: These Are Special Times』でエミー賞にノミネートされたデニス・サベージをはじめ、セリーヌやほかの多くの音楽アーティストの作品も手がけている名スタッフが集結している。