本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。
――お芝居をするときに大切にしていることを教えてください。
撮影現場に入る前には、必ず台本について書き出すノートを作っていて、それはルーティンになっているかもしれないです。ただ台本を書き写すのではなく、シーンや役について、自分なりの解釈をまとめています。クランクアップしたら、その作品について、自分の反省点みたいなものもまとめたりして。撮影が終わって「こういうお芝居していたけどどうだったかな?」みたいな。
――今までの出演した作品分、ノートを作られているのでしょうか?
すべての作品分、記録しています。ノートは10冊目ぐらいまで増えてきました。読み返すことはあまりないのですが、手元にあると安心します。「今まで自分はこんな風にやってきているんだな」という道が見える気がして。少しは成長できているかなと、たまに振り返って眺めることがあります。
――交際0日婚を申し込む立花は、どのような勝算を持ってプロポーズに挑まれたのでしょうか?
勝算ですか?(笑)。なんでしょう…。新井順子プロデューサーから事前にいただいた役柄設定を見ながら、役作りをするというよりは、憎めないキャラクターにしたいと意識をしていました。何か思ったことを突発的に言ってしまう人っているじゃないですか?実は僕自身にもそういうところがあって…。素直に口に出してしまうけど、憎めないキャラクターにしたいなと。祐輔からすると本当に純愛で、畑芽育さん演じる八海が好きだってピンときたはずなので、純粋な気持ちで演じようと撮影に臨みました。
――プロポーズの相手役、畑芽育さんの印象はいかがですか?
撮影現場は畑さんとのシーンが多かったのですが、距離の縮め方がすごく上手な方だなと思いました。近すぎるわけでもなく、かといって遠すぎるわけでもなく。先日も「兵頭さん、お誕生日おめでとうございます!」とインスタグラムのストーリーズに載せていただいて。上品な距離の縮め方で、とても素敵だなと感じました。
――撮影現場で印象的だったエピソードを教えてください。
第2話の商店街でのシーンです。
――兵頭さんが今、心が動く、興味のあることはなんでしょうか?
興味でいうと、友人たちが最近ゴルフを始めて、僕も一緒に行き始めました。やってみるうちに、もっと上手くなりたいなという好奇心が生まれてきています。
今、心が動くことは、やはりドラマを観ることかもしれないです。もちろん『9ボーダー』も家で観ていて、第1話の川口春奈さんと松下洸平さんの、桜のシーンは非常に印象的でした。あの桜のロケ現場にはとても行きたかったです。そして、とても心が豊かになる映像だなと思いました。
――祐輔ならではのメッセージをお願いします。
僕自身も祐輔と同じように、「今これを言いたい」とか、思ったことを曲げない性格なので、そういう部分では似ていると思います。