元AKB48のメンバーとして2009年に芸能界入りし、その後は俳優として数多くのドラマ・映画・舞台に出演してきた川栄。近年では母親役やヒロイン役など幅広い役柄で評価を高めているが、今作ではこれまでの“イメージ”から一歩踏み出した新たな姿を披露している。
今回の写真集は、ひとつの節目として出版することに決めたようで「(写真集には)29歳の私と30歳の私の両方がいるので、その節目を本に残せたのがよかった」としみじみ。出版のいきさつを向けられると「(これまでは)『私の写真集、誰が買うかな』って」と自虐を交えつつ「20代(前半)の時はまったく頭になかった。後半になってから、記念に残るもの、ファンの方に喜んでもらえるものは何だろうなって考えた時に、写真集かな」と打ち明けた。
参考にしたものについての話題では「マネージャーさんには、こういう感じがいいですっていうことで、石原さとみさんと田中みな実さんの写真集を送りました」とニヤリ。撮影にあたっての秘話として「ジムに2ヶ月間通って、体型管理はやりました。肌はメイクさんにキレイにしていただいて」と笑わせながら「普段、あまり露出をしないので、水着だったり、ランジェリーカットだったり、AKB48時代ぶりだったので、写真集でしか見られない内容で、いろんな表情も見られます」と声を弾ませた。
定番の写真集の点数については「120点です。出来上がった時に、本当にこの1冊に私が全部詰まっているなと思いましたし、何より買ってくださるみなさんが私のことを応援していてよかったなと思ってもらえるくらいの(出来になっている)」と太鼓判。2児の母でもある川栄だが「子どもはなんでもかわいいって言ってくれるので(写真集も)かわいいと言ってくれると思います」と顔をほころばせた。
AKB48を卒業してから10年になるが「アイドル時代に学んだことが、今でも生かされていることが多いので、アイドルになってよかったなと思います。
子どもたちの話題では「すごく元気に成長してくれています。私は自由に楽しく育てることをモットーにしているので。子どもたちも、いろんな選択肢がある中で自由に選んでもらいたい」と母の顔に。芸能界入りの可能性については「あまり注目浴びるのは好きじゃない。私が出ているのを見るのは喜んでいますが、自分が出るとかはまったくないと思います」と語った。
最後の質問で「最初で最後の写真集」と銘打たれていることについて向けられ、第2弾の可能性について向けられた。定番では意欲を見せるコメントが聞かれるが、川栄は「出さないです(笑)。写真集って、そんな出すものじゃないっていうのが、自分の中でありまして(笑)。もちろん出されるのはステキなことだと思うのですが、自分はあんまり頻繁に出すタイプじゃないかな」と、最後まで“らしさ全開”で笑顔のうちに締めくくっていた。