笠井アナは「突然ですが、入院しました。報告が遅れましたが、月曜日に入院いたしました」と報告。「このところ喉の調子が悪く、咳き込むこともあったのですが、コロナではなく、副鼻腔炎と言う診断でしたので体調を見ながらそのまま働いておりました。そのうち右の鼻の根元におできのようなものができ、右まぶたが腫れ上がって開かなくなってしまったので、休日でも診ていただける眼科へ。結膜炎だが他の人に感染するものではないと言う診断が下り。松山での講演会。血液学会のリンパ腫・市民公開講座のオンライン生配信番組の司会など片目が開かない状況で仕事をさせていただきました」と記した。
続けて「そして月曜日には、Tokyo MXTVのレギュラー朝のニュース番組「おはリナ」に出演。そのまま「念のため別の病院で診てもらおう」と思い診察を受けたところ、思っていた以上に状況が悪い…とわかり、すぐに緊急入院となってしまいました。恐れていたのは――がん、リンパ腫の再発です。「入院」と聞けば、悪性リンパ腫はいろいろなところに出現するので、目に悪さをしているのでは、という感覚になりました。さまざまな検査の結果、がんの再発ではないだろうということがわかり、ひとまずほっと一安心」と率直な思いをしたためた。
その上で「しかし、片目が開かない…ということでさらに精密検査を受け調べたところ、帯状疱疹が悪化し、帯状疱疹ウイルスが目に悪影響を与えた結果、右目が開かない状況であることがわかりました。先生のお話によると、悪性リンパ腫で大量の抗がん剤治療を受けたため免疫が下がり、帯状疱疹が出やすい状況が生まれていたのかもしれないとのこと。ただ、すでに5年以上経っているので、普通はその影響はあまり出ないのだが……という話もありました。いずれにせよ、62歳という年齢です。油断しておりました。入院は2週間になるそうです」と伝えた。
最後は「本当に残念で悔しいのですが、その間、すべてのお仕事をお休みさせて頂くことになりました。そうした中、入院直後に予定されていた講演は妻が代行を務めてくれました。私の講演代行をしっかりと務め上げてくれた妻には感謝です。今回も明るく励ましてくれています。心の支えです。皆さんには、ご迷惑とご心配をおかけいたします。
笠井アナは、早稲田大学を卒業後、1987年にフジテレビ入社。『めざましテレビ』『とくダネ!』『バイキング』など人気番組を担当した。19年9月末に同局を退社後はフリーに。同年12月に悪性リンパ腫に罹患したことを公表し治療へ。退院後は治療を続けながら仕事に復帰し、20年6月に悪性リンパ腫が「完全寛解」に至ったことを報告した。