絵本シリーズ『パンどろぼう』初のファンクラブイベント『いとしのパンくらぶファンイベント2026』が5日、都内某所で開催された。イベントは、『パンどろぼう』シリーズ6周年、ファンクラブ『パンどろぼう いとしのパンくらぶ』1周年、そして16日に制定された「パンどろぼうの日」を記念して実施されたもので、当日は2部制で行われた。

 会場には、『パンどろぼう』のぬいぐるみやうちわを手にしたり、ヘアピンを身に着けたりした子どもたちの姿が見られ、イベントを心待ちにしていた様子がうかがえた。イベントには作者の柴田ケイコ氏とおおきなパンどろぼうが両部に登壇した。

 第1部では「パンどろぼうの日」登録証授与式を実施。イベントがスタートすると、柴田氏は「今日は高知から来ました。とても緊張していますが、『パンどろぼう』を愛してやまない方々がたくさん来てくださると聞き、楽しみにしていました」とコメント。来場者が持参したグッズを見て、「持ってきてくれてる! すごくうれしいです!」と笑顔を見せた。

 登録証授与式では、一般社団法人日本記念日協会から柴田氏とおおきなパンどろぼうに登録証が授与された。柴田氏は「とてもうれしいです。ぜひ盛り上げていただけたらと思います。今年の4月16日は何をしようか、いまから考えています。3食パンにしようかなとか、パンどろぼうくんのぬいぐるみとずっと一緒に過ごそうかなとか、その様子を何十枚も写真に撮ってSNSにアップしようかなとか。自分なりの楽しみ方で満喫したいですね」と語った。このほか、柴田氏への質問コーナーやプレゼント抽選会も実施され、会場は盛り上がりを見せた。

 第2部では、10月よりNHK Eテレにて放送されるアニメの新情報が解禁された。アニメ化について柴田氏は、「まだ絵本の冊数が多くない段階でお話をいただいたので、この状態でアニメができるのかという不安が半分、たくさんの方に『パンどろぼう』を知ってもらえるというワクワクが半分でした。新しい扉が開くような感覚で、ドキドキしています」と心境を明かした。

 さらに、新PVが公開されると客席からは大きな拍手が。初めて映像を観た柴田氏は、「パンの棚からふわっとフランスパンが浮いて、それをキャッチする場面。絵本では描ききれない細やかな表現が印象的でした」と感想を語った。パンどろぼうの声についても、「いたずらっ子のような声に心を動かされました。最後の『いとしい いとしい いとしのパン』というセリフも、緩急があってとても良かったです。少し間をあけて“パン”と言うところがいいですね」と魅力を挙げた。

 そのパンどろぼう役を担当することが発表されたのが声優・朝井彩加。パンをモチーフにしたピアスやヘアピンを身に着けて登場し、「『パンどろぼう』を愛するみなさんの前で発表できたことが何よりうれしいです」と笑顔を見せた。

 PV収録については、「パンどろぼうは表情がとても豊かで、口の動きも細かいキャラクターなので、そのニュアンスをすくい取るように演じました。子どもたちが目を離せなくなるよう、声でも惹きつけられたらと思っています。『スチャッ』という声は、おちゃめな一面を出したくてアドリブで入れてみました。読み聞かせでも使ってもらえたらうれしいです」と語った。そして、決めゼリフも披露した。

 続いて、エンディング主題歌を担当するアーティストとして、きゃりーぱみゅぱみゅの参加が発表され、サプライズでステージに登場した。きゃりーは「エンディングを担当できて、うれしさと驚きでいっぱいです。私にとって『パンどろぼう』は日常そのもの。子どもに毎日読んでとお願いされます。ライブ映像を見ると『ママ!』と言ってくれるので、エンディングでもそう言ってくれたらうれしいですね」とコメント。

 レコーディングについては、「とにかく『パン』と何度も言いました。意外と難しくて、(音楽プロデューサーの)中田ヤスタカさんから『この“パン”はこうしてほしい』と細かくディレクションをいただきました。達成感のある楽曲なので、子どもたちにも真似して歌ってもらえたらうれしいです。ライブでも盛り上がる一曲になると思います」と振り返った。

 最後にきゃりーは、「PVを観てワクワクが止まりませんでした。いろいろな表情やストーリーを、みなさんと同じ目線で楽しみたいです。放送を楽しみにしていてください」と呼びかけた。

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