J2北海道コンサドーレ札幌は16日、クラブ創設30周年を迎えた。中学に入学した12歳の時に札幌U―15入りし、同18、トップと札幌一筋で歩んできたMF荒野拓馬は「振り返ってみれば人生の半分以上をこのクラブで過ごし、このクラブとともに育ってきた。

今、このクラブで仕事が出来ているということを誇りに感じて、しっかりと後世につなげていきたい」と節目の1日に対し、感無量の面持ちを見せた。

 20日に33歳の誕生日を迎える。18日のJ3松本戦は、32歳ラストマッチとなる。1つ年を取ることにあたり、掲げるテーマを口にした。「(この前も)お世話になっている70代の方と食事をさせていただいた。18歳の時にその方と出会って。その時は初々しくて、そこからチームの中心になってきて、キャプテンも経て、今こうやってチームのベテランとしてプレーしている。そういうのを見ていて『順調に年をとっているからいいんじゃないか。しっかり順を追って成長していってるのは楽しい』と言葉をかけてもらって。これからもそういう風に言われるように、順調に年を取っていきたい」。目標とするのは「40歳までは現役で」。大好きなサッカーを長く続けるために、今後も一歩ずつ「順調」に歩を進めていく。

 松本戦が行われるのは改修工事を終えた札幌厚別公園競技場。チームにとって3年ぶりの公式戦となる同競技場で、荒野はプロで挙げた26得点中、7点を奪っている。プロ2年目の2013年7月7日、3―0で勝った福岡戦ではプロ初ゴールを含む2得点。19年9月14日の仙台戦(1●3)ではJ1初得点も飾った。21年9月1日のルヴァン杯準々決勝第1戦のFC東京戦では、2〇1の決勝点を決めた。思い出の多い場での一戦へ「久々に厚別っていうのもあるし、聖地と言われてる場所で負ける訳にはいかない。今年はまだ点数がないので。そろそろぶちこみたい」と得点も視野に入れた。

 クラブ創設30周年の2日後、自身の誕生日2日前に迎える戦いで、今季初得点を挙げての3試合ぶり勝利へ。荒野が攻守両面を活性化させ、最高の1日とする。(砂田 秀人)

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