俳優の北村匠海(28)が主演を務める、フジテレビ系“月9”ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(毎週月曜 後9:00)が、13日に放送をスタート。先ごろこの取材会が行われ、俳優の神木隆之介(32)とともに取材に応じ、本作の原案について語った。


 本作は、福井県の水産高校の生徒たちが“宇宙食開発”に挑んだ実話をもとにしたオリジナルドラマ。サバ缶がJAXAに認証され、ISSで宇宙飛行士が実際に食した実績を記録した書籍『さばの缶づめ、宇宙へいく』を原案に、北村演じる新米教師・朝野峻一が、生徒たちの夢に寄り添いながら共に成長していく姿を描く。神木は、JAXA宇宙日本食開発担当の木島真を演じる。

 “教師役”を熱望していた北村は、今回の企画が立ち上がる段階で、理想の教師像について「僕としては、『大人が何か答えを与えてあげるっていうことはしたくない』と言ってたんです。その生徒たちが何をもって何に進んで、みんなが別々の道でも、それを見守ってあげるとか」と伝え、「そういう教育、というのか、共に歩んでいくような物語」「生徒ファーストで物語が進んでいく作品にたくさん出会ってきたっていうのもあったんで、なんかそういうのがいいな」と希望していたことを明かした。

 そういう話の中から、今回の原案である宇宙食用サバ缶の開発・研究を行う高校生たちを見守ってきた小坂康之氏(北村演じる朝野のモデル)とライターの林公代氏の共著で、開発が実現するまでの長年の軌跡をつづったノンフィクション『さばの缶づめ、宇宙へいく』と出会ったという。北村は「まさに、自分が考えていたことを、小坂先生はやってらして。共感もそうだし、尊敬もそうだし」「朝野を追っかけていても物語が始まらないんですよね。でもそれは、生徒が常に前にいて、常に生徒が輝いているっていうドラマなので」と考えがハマったと話す。

 そして「僕はドラマとしての魅力もものすごく感じたし、その原案の実話の中で、ある生徒と先生が一緒に歩んできた道だったり、夢をかなえたってことよりは、夢に向かっていく道を、一緒にどう歩んできたのかというところに、ものすごい僕は感銘を受けたので、読んでて、こんなに自分の考えとぴったりな実話があったんだっていう、実話っていうところも、僕はものすごく決め手ではありました」と明かした。

 一方で神木も、「僕はもう、ただひたすら感動しましたね」と切り出し、「高校生たちのパワーもそうですし、それにこう、引っ張っていったり引っ張られていったりっていう先生と生徒たちの関係性っていうのもそうですし。そして何より、僕がいろんな物語を見てきた中で、こんなにも夢だったり意思だったり思いっていうのが代々伝わっていく、伝えられていく、そしてこう受け継がれていって、それをかなえた、こんなにすてきな物語見たことないなっていう印象でした」とその物語性に感銘を受けたことを告白。


 そして「先生たちもいろんな思いで生徒たちのことを見守っていらしたと思います。僕は今回、JAXAの職員さんの役なので。JAXAの皆さまもどんな思いで見守って、サポートをされてきてたのかな」と思いを巡らし、「せりふでもそうですけど、時に厳しいことを、規定として言わなきゃいけないことがあったでしょうし。学校の生徒たち、教師、そしてJAXA、地域の方々、それ以外にも関わっている人がいると思うんですけど、いろいろな人たちが心をひとつにした結果が、実際に宇宙まで届いたんだなって思うと、自分が今やっていることだったり、お芝居だったり、もっと頑張ろうって、すごく後押しをしてくれたストーリーだなっていうのは、すごく思いましたし…頑張ります」と、原案から勇気を得たことを明かして、本作への意気込みに変えていた。
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