覆面ライターが、番組出演者の素顔に迫る番組『ライターズ!』(日本テレビ系)。26日の放送(深2:30)は、放送中のドラマ『10回切って倒れない木はない』(毎週日曜 後10:30)に出演中の仁村紗和が登場する。
きょう26日に第3話を放送、5月3日に第4話の放送を控える同作の見どころや、自身が演じるキャラクターへの思い、舞台裏エピソードなどを語った。その内容を記事でもお届けする。

■「ザ・王道ヒロイン」を研究

 仁村が本作で演じているのは、小さな診療所で働く医師・河瀬桃子。幼い頃に両親を亡くし韓国有数の財閥の養子となった日本人青年 キム・ミンソク/ 青木照(志尊淳)と出会うが、実は子どもの頃にも出会っており、そのことには気づかないまま互いに次第に惹かれていくという役どころだ。

 “財閥”“運命的な出会い”など、韓国ドラマで多く見られるシチュエーションが登場する本作。仁村も「日韓をまたぐラブストーリーで、かなり壮大なんです。韓ドラチックな展開が見どころ。キュンキュンしたり、いろんなものが詰まっているドラマだと思っています」と語る。

 本作の出演決定時「私は今まで、今回のような純愛ロマンスの作品をあまりやってこなかったほうだと思うんです」とコメントを発表していた仁村。その点について聞くと、自身が演じる桃子について「ザ・王道ヒロイン」「素直で明るくて誠実」と表現。「(これまでの出演作では)一癖二癖ある役が多かったので新しい感覚です。プロデューサーさんが『王道ヒロインをやっているところを見たい』と言ってくださったのがすごいパワーになっています」という。


 その役柄を演じるにあたり「女性のお医者さんの恋愛ドラマ」として共通項のある韓国ドラマ『太陽の末裔』など、改めて恋愛ドラマを研究したとのこと。「恋愛ドラマを結構観たんです。キュンとしたり、ドキドキしたり、嫉妬したり、そういう時って皆さんどういう顔をしてるかな?と研究しました」と明かしてくれた。

 桃子は両親を早くに亡くしながらも、明るく前向きな性格で、優しさと強さを併せ持つ役柄。その人物像について仁村は「桃子がすごいところはたくさんあります。素直なところや、患者さんにもちゃんと人間として向き合っていて、分け隔てないところ。そういう部分がすごく素敵だなと思います」と表現。さらに「小さな幸せを見つけられる人」で、食事のシーンでも「“一口目”のようなリアクションを取る子。何回食べても『あ、美味しい!』と言える桃ちゃんの部分はすごく素敵だなと思っています」と語る。

■志尊淳や京本大我の現場での様子

 第1話では、志尊演じるミンソクが、養父であるキム・ジョンフン(オ・マンソク)の会社で後継者と目され活躍していた中、ジョンフンの急死により韓国の本社を追い出され日本にあるグループホテルに左遷されるという展開が描かれた。

 ミンソクは、桃子との出会い、さらに桃子の勤務する「風見診療所」の院長・風見進(でんでん)が運営する子ども食堂における交流によって、新たな居場所を見つけていくのか、そして桃子との関係性はどうなっていくのか…という点が気になるところ。

 この子ども食堂には、桃子の幼馴染みで大病院の御曹司・山城拓人(京本大我)も姿を見せている。
第2話では、ドラマのタイトルとなっている、「10回切って倒れない木はない」という言葉をめぐる桃子の記憶違いが明らかになり、ミンソクと拓人の関係にどのような影響を及ぼしていくのかも注目だ。仁村に、ミンソク、拓人を演じる志尊、京本の現場での様子について聞いた。

 「志尊さんはすごい人なんです。現場で常にミンソクさんとしていてくださっていますし、座長としてよく現場を見てくれている。すごく頭の回転が速いので、かゆいところに手が届く言葉をパパっと言ってくださったりするんですよ。それでグンと現場が動いたりして、推進力がある方だなと。本当に大きく頷いちゃいますね」と仁村。

 京本とは「映画や音楽の話だったり、好きなものや共通言語がたくさんある。写真とか絵も好きみたいで、情報交換したり」と語る。作中でのミンソク、桃子、拓人の関係性については「拓人がどういう動きをしてくるのかというのは気になります」といい、「嫉妬したりする、すごくいい顔をしているんですよ」と、拓人を演じる京本が“嫉妬”を演じる様子を表現。

 そして「(桃子が)ミンソクさんとの関係や自分自身に向き合うきっかけが謎の令嬢」と仁村が語るように、ミンソクが追放された韓国の財閥と取引のある日本の会社の令嬢・新海映里(長濱ねる)が桃子の前に現れることで、桃子の感情も今後大きく揺れ動くようだ。

■「桃子にとってすごく大切な居場所」を描くシーン

 そんな複雑な展開の一方、桃子の居場所である診療所や子ども食堂でのシーン、姉の杏子(入山法子)とのシーンは、温かみのある雰囲気で描かれている。


 周りの人々の力を借りながら杏子とひたむきに生きてきた桃子は、父が事故で亡くなったことから医者になると決意した役柄。そんな背景からも「診療所のメンバーや、お姉ちゃんとのシーンというのは、桃子にとってすごく大切な居場所」と語る。

 「こういう方々が桃ちゃんの周りにいるからこそ、桃子がのびのびと自由に生きてきたんだなと思わせてくれるような方々」と、院長の風見、診療所の看護師・花井美香(みりちゃむ)、杏子といった桃子をとりまくキャラクターを説明。撮影現場でもこのキャスト陣とは「他愛のない『最近イチゴがスーパーに多いね』『今年のイチゴ甘いよね』みたいな話をしている。すごく温かい優しい空気が流れてて」といい、仁村は「桃ちゃんにとっても、私にとってもすごく大切な人たち」と表現する。

■韓国で長濱ねると食事やプリントシール撮影も

 韓国ロケのシーンが多数登場することも今作の特徴の一つ。第1話の冒頭では、ミンソクが韓国のホテルを舞台にスピーチするシーンが登場したが、こちらのシーンも韓国での撮影。仁村はそのシーンには出演していないが「みんなの応援に行きたい」と、現地での撮影に帯同したという。

 仁村は「アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード2024」にて最優秀新人賞を受賞した際、韓国で行われた授賞式で流暢な韓国語でスピーチを披露しており、かねてから韓国語を勉強している様子。「韓ドラもすごい好きで、韓国の友人もいて、コミュニケーションを取りながら学んでいます」という。

 本作の韓国ロケでの様子についても聞くと、「技術部さんに韓国の方がいらっしゃったんですけど、(日本のスタッフと)言葉が通じないながらもやりたいことがお互い分かり合っていて、『同業者ってすごいな』と思った。韓国の俳優さんの皆さんともお会いして、お話をたくさんさせてもらいました。
日本と韓国の撮影方法の違いの話をするのがすごく楽しかったです」と語る。

 現地では、2024年10月期の日本テレビ系日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』で共演し親交の深い長濱とのエピソードも。「“若草姉妹”は仲良しですね。ねるちゃんの出演が決まってすぐ連絡して、『韓国でご飯行こうか』という話になりまして」と、食事に行ったり、プリントシールを撮ったりとオフの時間を楽しんだよう。「韓国のプリントシールって、自分でシャッターを押したりする。私たち(シャッターを押すのが)すっごい下手くそで(笑)。2回撮りました」と振り返る。

 前述の通り、本作では“謎の令嬢”映里を演じている長濱。「物語をかき乱すために現れる令嬢じゃないですか。それを全うしているねるが私はかわいくて、本当に可愛い妹で、すごい愛おしくなっている」と語る。

 最後に、本作の今後の見どころを一言で表現してもらうと「嵐を呼ぶ謎の令嬢」と改めて映里の存在感をイチオシ。「謎の令嬢が現れることで、桃子の気持ちが大きく動いていき、いろんな変化をもたらす」と語った。

(取材・文/アーバン・タカト)
※取材の模様は、26日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/深2:30)でもご覧いただけます。
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