同作品は安田が“作品のメッセージを届けたい”と熱望して初めて企画から参加したもの。自閉スペクトラム症の兄の大貴(安田)と、兄を幼い頃から支えてきた妹の希(のん)の兄妹が、希の結婚話をきっかけに、互いのこれからとこれまでに向き合うことになる心あたたまるヒューマンドラマとなっている。
解禁されたのは兄・大貴と、妹・希が横に並んで真っ直ぐにこちら見つめる本ビジュアル。ふたりの真ん中に並ぶようにタイトルロゴが配置されている。本作の舞台となった、ふたりの生活圏である大阪・堺市の商店街にて、清掃の仕事に就く大貴、カウンセラーとして働く希、それぞれの日常の姿が映し出される。大貴はリュックサックのショルダーを両手でしっかりとつかみ、しっかり者の希はジャケット姿が印象的だ。どこか清々しく希望に満ちた表情のふたりからは希の結婚話を機に、まさに“ふたりが踏み出す新しい一歩”直前の様子が伺える。
予告編は、大貴の「食事会は19時です」といセリフから始まり、週に一度食事を共にする大貴と希のささやかな日常が確認できる。結婚の話が進むも、「いままでと何も変わらない」と大貴を安心させる希だが、ふたりを取り巻く人々や環境が少しずつ変化していく中で、大貴はある騒動を起こしてしまう…。
希は「お願いやから私の人生邪魔せんといて!」と辛らつな言葉をぶつけるが、何も言わない大貴。「心の声が聞きたいって、ずっとそう思ってました」と語る希の声とリンクするように流れるのは、浮 with 安田章大 による主題歌「話そう」。優しく寄り添うような楽曲と共に、ふたりのこれからやこれまで、そして大貴の本当の気持ちが、穏やかに映し出される心温まる映像となっている。
シンガー・ソングライターとして活動する米山ミサによるソロ・プロジェクト浮(ぶい)と安田による浮 with 安田章大。今回、安田の提案で浮に書下ろしの主題歌が依頼され、安田もコーラスで参加することになった。浮と安田による心地よく優しい歌声のハーモニーが、大貴と希の思いに寄り添う。安田は本作では企画、主演、そして主題歌コーラスを担当することが今回明らかとなった。安田が製作を熱望した兄妹の絆の物語へのさらなる期待が高まる。
■浮コメント
希をはじめ、大貴の周りにいる人々が言葉だけではない様々な形で会話を重ねながら理解を深めていく様子がとても印象に残ったので、「話そう」というタイトルにしようと決めました。安田さんからコーラスのご提案をいただいた時は大変恐縮しましたが、安田さんの落ち着いた話し方に近い声色で自然に歌ってもらえるようなフレーズを考えました。ささやかだけど賑やかな、「平行と垂直」という暖かい作品にそっと寄り添える音楽になっていると思います。ぜひ、ご覧ください。

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