是枝裕和監督の最新作『箱の中の羊』(公開中)が、香港で『再生家族』のタイトルで6月18日に公開。是枝監督が現地を訪れ、舞台あいさつやメディア取材などプロモーション活動を行った。
さらに北米公開日が7月24日に決定したほか、ニューヨークで開催される日本映画祭「JAPAN CUTS 2026」のクロージング作品にも選出された。

 本作は、『万引き家族』以来8年ぶりとなる是枝監督のオリジナル脚本作品。子どもを亡くした夫婦が、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れたことから始まる、“少し先の未来”を舞台にした家族の物語を描く。

 主演は綾瀬はるかと千鳥・大悟。建築家の妻・甲本音々を綾瀬、工務店を営む夫・甲本健介を大悟が演じている。

 5月にフランスで開催された「第78回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に出品され、5月29日に日本公開。その後、韓国に続き香港でも公開を迎えた。

 香港公開に合わせて現地入りした是枝監督は、6月17日と18日の2日間にわたり、プロモーションを実施。香港を代表するアートシアターの一つであるBroadway Cinemathequeや、Premiere Elements、MOViE MOViE Cityplaza、K11 Art Houseなどで舞台あいさつに登壇した。

 Premiere Elementsでは、香港映画『In Broad Daylight(原題)』のローレンス・カン監督や主演のジェニファー・ユーとともに登壇。上映後には観客とのQ&Aも行われ、多くの質問が寄せられた。

 ローレンス・カン監督からAIやロボットによる“死者の再生”という着想について問われた是枝監督は、「AIが進化していったときに何が人間に残るのかを考えながら作った作品」と説明。
また、観客から「人間にしかできないこととは何か」「本作とこれまでの作品に共通する家族観とは何か」という質問に対しては、人間の想像力や、血縁だけに縛られない家族の在り方について語った。

 さらに北米では、『ANORA アノーラ』や『パラサイト 半地下の家族』などを手掛けた配給会社NEONが、本作の北米公開日を7月24日と発表した。

 加えて、ニューヨークのJapan Societyが主催する北米最大級の日本映画祭「JAPAN CUTS 2026」のクロージング作品にも選出された。現地時間7月19日に上映される予定だ。
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