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会期中の11月9日(土)にアデランス共催のセミナーが実施され、国立病院機構 仙台医療センター乳腺外科 医長の渡辺 隆紀先生と、アデランスとの共同研究を進める大分大学医学部 消化器・小児外科学講座の佐川 倫子先生が講演し、慶應義塾大学医学部外科 教授の北川 雄光先生が座長を務めました。
癌・炎症と抗酸化研究会(CIA研究会)は大分大学が中心となり、内視鏡治療の世界的な権威である大分大学 北野 正剛学長が代表を務め、この分野ではトップクラスの研究実績を有する大学や病院・企業が参加する医学研究会です。
癌や炎症にかかわるさまざまなテーマについて生体の根源的な現象である「抗酸化」の観点から、病態解明および新たな治療法開発を目指して研究を推進しています。
第10回となる今回は「温故創新―10年を振り返り、次世代へ繋ぐ―」をテーマに大分県大分市で開催され、アデランスが本学会に共催するのは5回目となります。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信していくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランスモーニングセミナー 講演概要
テーマ
「次世代の抗酸化研究を切り拓く」
座長
慶應義塾大学医学部外科 教授
北川 雄光 先生
演題1
乳癌化学療法における脱毛とアピアランスケア
演者
国立病院機構 仙台医療センター 乳腺外科 医長
渡辺 隆紀 先生
講演内容
現在、乳癌患者は急速に増加しており、女性10人に1人が乳癌に罹患する時代になった。
当日はウィッグの使用頻度や脱毛の時期、部位、再発毛の毛髪の時期・状況・程度などを解説する予定である。また、近年行われるようになってきた脱毛予防としての頭皮冷却の現状などについても報告した。
演題2
新規αリポ酸誘導体による予防薬の開発と臨床応用に向けて
演者
大分大学医学部 消化器・小児外科学講座
佐川 倫子 先生
講演内容
我々は新規αリポ酸誘導体のもつ抗炎症作用、抗酸化作用に注目し、炎症性疾患、アレルギー性疾患、癌、抗癌剤副作用の治療法としての可能性を探る研究を行ってきた。
今回は動物実験から臨床試験に至るまでの道のりを振り返り、報告した。
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学会概要
学会名称 :第10回癌・炎症と抗酸化研究会(CIA研究会)
当番世話人:大分大学医学部 消火器・小児外科学講座 教授
猪股 雅史 先生
会 期 :2019年11月9日(土)
会 場 :ソレイユ(大分県大分市)
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