フードロスの課題から生まれた、水産加工会社だからできる新しいビジネスと課題解決

水産加工・卸問屋としてまぐろ商品の加工・販売を行う株式会社三崎恵水産(本社:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島 設立:1986年)。この度2024年4月、まぐろ専門のドッグフードブランド「FISHDOG」をリリース。
第一弾として、刺身用天然まぐろを用いた無添加のジャーキーシリーズを3種類発売します。問屋として長年培った目利き力で仕入れた良質なまぐろで、愛犬にとって本当に良いおやつをドッグトレーナーと協業開発。フードロス課題から生まれた商品背景を、当社のこれまでの取り組みと併せてご紹介します。


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まぐろ問屋とドッグトレーナーで作った、愛犬ファーストの無添加おやつ


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2024年4月、ドッグフードブランド「FISHDOG」をローンチしました。

FISHDOGは、まぐろ屋みずからが目利き・仕入れ・加工から流通までを一貫体制でつくる、まぐろ専門のドッグフードブランドです。素材の良さと鮮度保持の管理体制にこだわり、大切な家族とのコミュニケーションがもっと愉しくなる、愛犬ファーストなおやつが完成しました。


この度、第一弾商品である「まぐろジャーキーシリーズ」をリリース。「赤身」「尾の身」「血合」の3種類の販売を開始します。

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▲FISHDOG まぐろジャーキー「赤身」

赤身のジャーキーは、刺身用の柵を加工する際に出た切り落としを使用。当社が日頃、刺身用まぐろとして提供している三崎港水揚げの国産メバチマグロと、同じ一本の魚体から加工しています。

水揚げ直後の新鮮なまぐろを、マイナス50℃の冷凍庫で保管のもと加熱をしているので、鮮度良い状態での加工が可能に。まぐろの赤身は低脂質で高たんぱくなのも特徴のひとつ。


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小さいひと口サイズでどんな犬種にも与えやすく、少量づつあげることが出来るのでたくさんコミュニケーションを取ることができます。しっかりと乾燥させてあるので、飼い主の手も汚れません。


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▲FISHDOG まぐろジャーキー「尾の身」

まぐろの尻尾部分にあたる尾の身を使用。円形のまま犬のおやつとして商品化しているところは恐らく FISHDOG が初めて(当社調べ)。食べやすいサイズに割って与えたり、大きいまま与えたり、バリバリとした食べ応えを楽しんでくれると嬉しいです。

※中心の骨は取り除いて与えてください。


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魚のおやつは、鳥や牛肉にアレルギー反応が出てしまう愛犬のおやつとしても選ばれています。食に制限があっても、大切な家族にいろんな味や食感のおやつを楽しんでもらえるよう、複数の部位を使った開発を試みた今回。一風変わったおやつとして、ぜひ手にとっていただきたいのが尾の身です。


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▲FISHDOG まぐろジャーキー「血合」

鉄分やセレノネインという抗酸化物質が多く含まれ、健康食として注目を浴び始めたまぐろの血合部位を使用。

劣化が早いこの血合部分を鮮度を落とさずに加工できるのは、まぐろの仕入から手掛ける問屋ならでは。一貫体制を取っているからこそ実現できることです。
魚特有の香りも、愛犬の食欲を刺激し、犬にとっては嬉しいポイント。

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さらにこだわったのは長さと細さ。ドッグトレーナーの経験値で、一番与えやすい形状を試行錯誤しました。ポキポキと小さなサイズに割れるので、小型犬やシニア犬、トレーニング中のご褒美にもぴったり。どのジャーキーを買うか迷ったら、まず「血合」を試してみるのをおすすめします。


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かばんに忍ばせて持ち歩きたくなるポップなデザインの袋には、品質保持の観点でのこだわりも。
内側がアルミ素材になっていて、酸化しづらく、香りを閉じ込めてくれます。一度に全部与えない場合も、ジャーキーを戻して美味しく保管することができます。


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※左:開発担当の片寄 右:当社社長の石橋

「犬はちゃんと美味しいものがわかっているんです。見る目がとってもキラキラしていて、食いつきがぜんぜん違います」。そう語るのは商品開発者であるドッグトレーナーの片寄さん。ジャーキーのサイズや形状、与える人やシーンのことまで考え抜き、第一弾のおやつを一緒に形にしてくれました。


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ジャーキーシリーズの原材料はまぐろのみ。試しに食べてみるととてもシンプルで、自然なまぐろの旨味を感じる滋味深い味。言葉を発せない相手だからこそ、添加物等は使用せず、安心して与えられる原材料の透明性にこだわっています。


大切な家族には、大切に作られたものを食べてほしい


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50年来、まぐろ専門の卸問屋として国内外への卸販売を行ってきた当社。2019年には家庭向け商品のオンラインショップ「FISHSTAND」をオープン。看板商品のまぐろコンフィを中心に、安心安全な無添加まぐろ加工品の商品開発に注力してきました。

2022年11月には本社工場隣に実店舗をオープン。看板商品をはじめとするお土産が購入でき、まぐろの大トロを使ったフィッシュ&チップスや、まぐろの骨を使った話題のボーンブロススープなど実店舗でしか食べられないまぐろフードも販売しています。

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今回リリースした FISHDOG の商品は、FISHSTAND のオンラインショップと実店舗で販売を開始しました。

三崎恵水産の加工場同等(HACCP基準)の安全性を実現させた FISHDOG 専用の加工場で、一つひとつ手作業で加工。人間向け商品の加工製造で培った経験を、犬用おやつの商品作りにも活かしています。

便利で飽食の時代、人間が食べるものと同様に、ペットフードもさまざまな加工品やユニークなおやつに溢れています。愛犬を守る立場にある私たちができることは、知ることと選ぶことです。


発端はフードロス問題。水産加工業者だからできるビジネスをしたい


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我々三崎恵水産は、「50年先の食卓にも、旨いまぐろを。」をスローガンに掲げ、エネルギーや環境の課題に取り組んできました。太陽光発電や自然冷媒冷凍庫などの設備導入や、教育機関での授業などもその一環です。

最近では、まぐろの輸送に欠かせない発泡スチロールに替わる「水産物流用保冷箱」の試験導入を開始。大量の電力を使いゴミを出す事業だからこそ、できることから少しずつ取り組んでいます。(ホームページ にて、詳しく取り組みを紹介しています)

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ドッグフード事業は、フードロス削減の話の中から生まれました。

「まぐろ一本を余すことなく使い切る」ために、端材を肥料にして近隣農家さんへお渡ししたり、FISHSTAND の実店舗ではフィッシュボーンブロス(魚の骨の出汁スープ)を提供したりと、これまでにもフードロスには向き合ってきました。

未利用部位をいかに美味しく活用するかは、加工業者として常にある課題です。新たに課題解決を図る中、調査の過程で近年ペット市場が伸びているということが判明しました。2つほど例に挙げます。


1. 2022年時点で、ペットの数が子どもの数を上回っていること

全国犬猫飼育実態調査によると、2022年時点で全国で飼育されている犬猫の数は合計1,589万頭。一方、同じく2022年時点での15歳未満の子どもの数は、1465万人。42年連続で減少しているそうです。

参照:子どもの数の現象について(総務省統計局)
参照:2022年 全国犬猫飼育実態調査 結果(一般社団法人ペットフード協会)

2. ペットフードにお金をかける人が年々増えていること


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大型犬・中型犬を除いて、犬の飼育にかかる支出総額は増加傾向。なかでも、おやつ用ドッグフードの毎月の支出は、2019年から2023年の5年間で500円近くも増えています。

参照:2022年 全国犬猫飼育実態調査 結果 (一般社団法人ペットフード協会)
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以上のことや、世の中のペットフードの実状を知っていく中で、我々だからこそ美味しくて安全なペットフードを作れるかもしれないと、事業立ち上げに至ります。当社に愛犬家が多いことも、後押しをしてくれています。

今後も水産に関わる業者として、まぐろ問屋だからこそできることを探し、あらゆる課題をビジネスで解決したい。今後もその道のプロや有識者と協業しながら、我々にできることを模索し、アクションしていきたい。

それが、まぐろと地球の未来のために繋がると信じています。


商品に関して

■FISHDOG 公式ページ
https://fishdog.jp/

FISHDOG「まぐろジャーキーシリーズ」(3種類)
販売価格(税込み)
・赤身  880円(18g×2袋)
・尾の身 660円(1枚)
・血合  880円(16g×2袋)

販売場所:FISHSTAND
オンライン / https://www.fishstand.jp/
直営店 / 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島658-142
 ※営業時間 10:00~16:00(営業日:木・金・土)


本プレスリリースに関して
■会社概要
株式会社三崎恵水産
神奈川県三浦市三崎町城ケ島658-142
代表取締役社長 石橋 匡光

■ホームページ
https://misaki-megumi.co.jp/

■協業
ドッグトレーナー 片寄 智慧
飼い主教育を目的としたしつけ方教室でドッグトレーナーとして従事。同時期に動物園にて馬や小動物の飼育管理に携わる。2021年に独立し、犬関連の事業においてコンサルティングやメディア運営、犬と外遊びを楽しむコミュニティの主催やライターなど様々な業務を担い、犬の魅力発信や正しい飼い方の啓蒙を行う。


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