
先日、イングランド2部を戦っているスウォンジー・シティの新たなオーナー陣が発表され、その中に世界的アーティストのスヌープ・ドッグが含まれていたことで大きな話題になった。
今回は『Planet Football』から「サッカークラブに投資した有名なミュージシャンたち」をご紹介する。
スヌープ・ドッグ
株式を保有しているクラブ:スウォンジー・シティ
スヌープ・ドッグは先日イングランド2部クラブの株式を購入し、スウォンジー・シティの共同オーナー兼投資家となった。2025-26シーズンの新たなホームユニフォームを発表するとき、サプライズゲストとして紹介され、非常に大きな話題となった。
アメリカのショービジネスを牽引している53歳のヒップホップMCは、クラブのウェブサイトで以下のようにコメントしている。
「私のサッカー好きはよく知られていることだ。スウォンジー・シティのオーナーの一人になったことは私にとって特別なものだ。
このクラブとこの地域の物語は本当に心に響いた。誇り高き労働者階級の街であり、クラブである。私と同じように、反逆を志している弱者なのだ」
エド・シーラン

株式を保有しているクラブ:イプスウィッチ・タウン
グラミー賞にも輝いた世界的人気ミュージシャンのエド・シーランは、長年地元のクラブであるイプスウィッチ・タウンに深く関わっている人物だ。
2021年にはシーラン自身がイプスウィッチ・タウンのスポンサーとなり、それ以来彼のロゴは男子と女子チームのユニフォームに掲載されている。
彼のスポンサーシップによってクラブの知名度は上がり、メディアの注目はさらに高まり、ユニフォームの売上も上がった。
シーランはさらにクラブの少数株も取得しており、地元の愛するチームでオーナーを務めるという夢も叶えている。
ドレイク

株式を保有しているクラブ:ACミラン
音楽会の超大物アーティストといえるドレイク。カナダ出身のラッパーであり、ビルボードによって「2010年代を代表するミュージシャン」として表彰された経験を持つ。
彼は2022年にバスケ界の名選手レブロン・ジェームズとともにACミランの投資家の一人となり、株主の一人として経営に関わるようになった。
また、彼のレコードレーベルである「OVOサウンド」のロゴはSpotifyとの契約の一貫としてエル・クラシコを戦うバルセロナのシャツに飾られた。
エルトン・ジョン

株式を保有しているクラブ:ワトフォード
往年の名ミュージシャンであるエルトン・ジョン。イギリスを代表するアーティストの彼は、少年時代からワトフォードの大ファンであり、1976年にクラブのオーナーとなった。
その時代にクラブは4部からトップリーグまで昇格させ、ジョンは1987年に経営から離れたが、その10年後に株式を買い戻して再び会長となった。
そして2002年に会長を退任した後は少数株主としてチームに関わっており、スタジアムには「エルトン・ジョン」の名前が入ったスタンドが設置されている。
ファットボーイ・スリム

株式を保有しているクラブ:ブライトン
三笘薫が所属しているブライトン。近年プレミアリーグに定着したクラブとして知られるが、それ以前にイギリスのミュージシャンであるファットボーイ・スリムの投資を受けたことがある。
1999年、ファットボーイ・スリムの中心人物であるノーマン・クックは、地元の愛するクラブであるブライトンに10万ポンドを投資した。クラブはその見返りに彼のレーベルのロゴをユニフォームに掲示した。
その5年後、より世界的なアーティストとなったファットボーイ・スリムは、2004年に新しいアルバム「パルーカヴィル」のリリースに合わせて限定版のブライトンコラボシャツも販売している。
ストームジー

株式を保有しているクラブ:クロイドン・アスレティック
UKのグライムアーティストとして頂点を極めたストームジー。2022年に発売したアルバム「This Is What I Mean」により、3作連続で全英1位に輝いた初の英国人ラッパーとなった。
彼の生まれはクロイドンという地域で、同郷のウィルフリード・ザハとコンビを組み、2023年に地元のクラブであるクロイドン・アスレティックの共同オーナーとなった。
クラブは現在イングランド9部に当たるイスミアンリーグ・サウスイースト・ディビジョンを戦っており、今季は22チーム中12位という結果で終了している。