今年行われた女子アジアカップで2大会ぶり3度目の優勝を果たしたなでしこジャパン。
そうしたなか、『Guardian』は、「日本の育成システムがいかに女子代表チームを飛躍させたか」という特集を配信していた。
「日本は女子サッカーにおいて、常に限界を押し広げてきた。世界屈指の強豪国を打ち破る力も備えている」として、「日本男女の代表チームの代名詞ともなっている、魅力的なプレースタイルの秘訣の一つに、日本サッカー協会(JFA)が設立したJFAアカデミーの存在がある」と紹介。
女子の育成機関として長年貢献してきたのが、JFAアカデミー福島だ。
2023年ワールドカップの日本代表メンバー23名のうち5名が同アカデミー出身者だった。
JFAアカデミー福島では18歳まで選手を育成する(週末帰省型のJFAアカデミー堺・今治は15歳まで)。
今季からイタリアの名門ユヴェントスでプレーする林愛花もJFAアカデミー福島の卒業生。22歳の林は、JFAアカデミー福島、INAC神戸レオネッサ、シカゴ・スターズを経て、ユーヴェに加入した。
彼女はJFAアカデミー福島についてこう語っていた。
「全員が応募しなければならず、その後、コーチたちが来て、トライアウトをチェックするんです。
応募者は100人~200人ほどですが、選ばれるのは6人程度。なので、選ばれるのは簡単ではなく、とても特別なことなんです。
朝から夕方までは学校で、帰ってから午後4時~6時頃まで練習をします。
高校になると午前9時から正午までが学校で、練習が増えるので、年を重ねるにつれてサッカーに費やす時間が増えていきます。
13歳で寮に入った時、最年長の選手は18歳でした。大きな人生経験でしたし、異なる背景や年齢の人とのコミュニケーション術を学びました。
自分はサッカー面でも大きく変わりました。JFAのスカウトは常に注目していますが、そこで毎日生活しているため、サッカーについて語り合い、学ぶ機会がとても多いんです。
お互いがもっとよくなるために試合を見たり、あらゆることを分析しました。それがJFAアカデミーと他のクラブとの違いです。
(幼いころにプレースタイルを叩き込まれることが日本が成功を収めてきた大きな理由のひとつ)
そうですね。コーチたちは、技術面を向上させなければいけないと強く強調していました。
海外のチームと対戦すると、私たちよりも速くて強いので、やり合うには質の高いボール扱いを備えつつ、賢くプレーしなければいけませんでした。他国を上回るためにはボールスキルに長けていなければならなかったんです」
林は、JFAアカデミーは単なるサッカーの育成以上のものを与えてくれたと感じているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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