昨年、数々の問題行動が発覚し、PGMOL(イギリスにおける審判員の統括機構)から解雇されたデイヴィッド・クート。
同氏はプレミアリーグをはじめ、EUROなど世界でも指折りの舞台で笛を吹き続けてきた。
一方、昨年にリヴァプールを指揮していたユルゲン・クロップ監督(当時)に「クソ傲慢な人間とは話したくない。だから、彼とはできるだけ話さないようにしている。ドイツのクソ野郎、クソが」と罵倒を浴びせて問題に。
さらにコカインの吸入疑惑を報じられるなど数多の問題行動が発覚し、PGMOLから解雇、UEFAからも来年6月までの出場停止処分を受けている。
日本でもクート氏の存在は話題となり、2023年に日本代表DF冨安健洋を退場処分とした疑惑のジャッジについても再度取り上げられていた。
そんな彼の現在を、イギリス紙『The SUN』が報じた。現在、クート氏は宅配会社で配達員として働いているという。
宅配員がクート氏であると気づいたあるリヴァプールサポーターは、取材に対し「夫はリバプールのファンなので、デイビッドの発言は気に入らなかった」と前置きしたうえで「夫は作業中の車の部品を注文していて、デイビッドに気づきました。彼は『今、荷物を配達している』と言ったんです。私は『まあ、本当なの?』と思いました。結局のところ、これは彼自身の破滅です。デイビッドは自らこの窮地に陥ったのです」と辛らつに語っている。
騒動後、クート氏はメディアに対して自身の過去の行動を反省している旨を語っていたが、現地サッカーファンからは冷淡な目で見続けられている。日本では「食べ物の恨みは深い」という言葉があるように、どうやらイングランドでは「フットボールの恨みは深い」ようだ。