J1連覇のヴィッセル神戸!天皇杯との2冠、リーグ戦2連覇に貢献した5選手
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J1第38節が8日に10試合行われ、ホーム・ノエビアスタジアム神戸で最終節を迎えたヴィッセル神戸が湘南ベルマーレを3-0で下してリーグ2連覇を果たした。

神戸は先月開催された天皇杯もガンバ大阪を下して制覇しており、今季2冠も達成した。

今季常勝軍団を支えた5選手をピックアップした。

タイトルを呼び寄せる決勝弾男

FW宮代大聖

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今季からJ1川崎フロンターレから完全移籍で加入した万能型ストライカー宮代は、今季の2冠を語る上で切っても切れない働きを見せた。天皇杯決勝、今季最終節では決勝点を挙げてチームにタイトルをもたらした。

今季はインサイドハーフ、ウィング、ワントップなどさまざまなポジションを任されたが、優れたパフォーマンスを披露してチームの攻撃をけん引してみせた。

キャリアハイのリーグ戦11得点を挙げて、自身初の二桁得点の大台に乗せた。FW大迫勇也の後継者といわんばかりの活躍を見せ続ける24歳の若手ストライカーの活躍から目が離せない。

チャンスメイクで輝いた昨季MVP

FW大迫勇也

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昨季はリーグ戦34試合22得点7アシストでリーグMVPに輝いた万能型ストライカーは今季11得点9アシストと控えめな結果となってしまったが、数字以上の貢献を見せてチームを支えた。

今季はスルーパス本数が113本と全体で2位に位置するスタッツを記録し、チャンスメイカーとして非凡な活躍を披露。マークが集まればポストプレーでいなしながらチャンスメイクするため手が付けられない存在となった。

大迫封じに動いたチームは数多くあったが、大迫がおとりになることでフリーになった宮代やFW武藤嘉紀らが水を得た魚のように躍動。相手サポーターを恐怖のどん底へと叩き落した。

今季MVP級の活躍を見せたハードワーカー

FW武藤嘉紀

J1連覇のヴィッセル神戸!天皇杯との2冠、リーグ戦2連覇に貢献した5選手
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今季リーグ戦MVP級の活躍を見せた武藤は相手のディフェンスラインを引きちぎるような推進力に長けたスプリントでサイドを切り裂き、ゴール前では冷静に急所を突くシュートで得点を量産。チームトップのリーグ戦13得点でリーグ戦2連覇へと導いた。

J1第37節柏レイソル戦では値千金の同点弾を決めてチームを窮地(きゅうち)から救い出した。試合後に「僕らは仲良しでやっているわけじゃない。

チャンピオンになることはそれだけ難しいこと。厳しい言い方になるかもしれませんが、戦えない選手は置いていく気持ち。僕ら自身が戦う姿を見せないといけない」と仲間に一喝した。

今季リーグ戦37試合13得点7アシストと大車輪の活躍を見せた男は結果以上に、精神的支柱としてもチームに欠かせない存在だった。

天皇杯、リーグ連覇の功労者

MF佐々木大樹

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神戸アカデミーの星である佐々木の存在なくして今季2冠達成は不可能だっただろう。天皇杯では初戦の2回戦から準決勝まで先発出場し、準決勝京都サンガ戦では決勝点を挙げて決勝進出に導いた。

リーグ戦でも34試合5得点4アシストと奮闘し、途中出場17試合とチームのゲームチェンジャーとして常勝軍団を支え続けた。最終節も前半30分に交代投入されると、チーム2得点目となる武藤のゴールをアシストした。

インサイドハーフ、ウィング、ワントップとさまざまなポジションを器用にこなし、途中出場すれば決定的な仕事をこなすアカデミーの星は、今後もユニフォームに飾る星を勝ち取り続ける。

リーグ最強のセンターバック

DFマテウス・トゥーレル

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ディフェンスリーダー山川哲史、守護神GK前川黛也らが神戸の堅守を形成してきた。その中でも怪物のような活躍を昨季から披露し続けたトゥーレルの存在は筆舌に尽くし難い。

広大なエリアをたった一人でカバーする守備範囲の広さ、並みいる外国人ストライカーを完封する対人の強さ、そして圧倒的な空中戦の強さとJリーグのディフェンダーの中でも飛び抜けたパフォーマンスを見せた。

まだ25歳と年齢も若く、鉄壁の守備を形成するこの男がいる限り神戸のディフェンスは安泰だろう。

強くて、早くて、賢くて、上手い4拍子のパーフェクトディフェンダーがアジア初制覇に向けてチームをけん引する。

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