
2月に開幕を迎えた2024年のJリーグ。創設から30シーズン以上が経過し、その歴史も非常に濃密なものとなってきた。
今回は湘南ベルマーレの歴史上「最強の日本人選手」を5名セレクトしてみた。
呂比須ワグナー
生年月日:1969年1月29日
湘南ベルマーレ所属:1997~1998
ブラジル出身ながら1987年に若くして日本へと渡り、日産自動車や日立(柏レイソル)、本田技研でプレーした呂比須ワグナー。1997年にベルマーレ平塚(当時)へと加入し、同年に日本国籍を取得した。
初めてプレーしたJリーグでいきなり18ゴールを奪取し、日本代表にも招集。1998年に行われたFIFAワールドカップでは中山雅史のゴールをアシストし、歴史に名を刻んだ。
中田英寿
生年月日:1977年1月22日
湘南ベルマーレ所属:1995~1998
日本人選手の海外進出を一気に加速させたパイオニアといえる中田英寿。1995年に韮崎高校からベルマーレ平塚に加入し、高卒ルーキーでチームの中心的な攻撃的MFとして君臨した。
1998年のワールドカップに出場したあとは当時世界最強リーグであったイタリア・セリエAのペルージャへと移籍し、その後ASローマでスクデット(リーグ優勝)も経験。2001年には当時の日本人最高額でパルマへと移籍している。
名良橋晃
生年月日:1971年11月26日
湘南ベルマーレ所属:1990~1996、2007
クラブの前身であるフジタ工業から所属していた日本屈指の右サイドバック。勢いあるオーバーラップからの攻撃参加を得意とし、Jリーグ参入前後のベルマーレ平塚で重要な役割を果たした。
その後鹿島アントラーズへと移籍して2006年まで所属し、内田篤人の台頭もあって出場機会を失ったあと湘南ベルマーレに復帰。半年のみの所属であったが、現役生活の最後を古巣で過ごした。
遠藤航
生年月日:1993年2月9日
湘南ベルマーレ所属:2010~2015
湘南ベルマーレのユースからトップチームへと昇格した遠藤航。10代からレギュラーとして守備の要となり、J2降格も経験したが6シーズンに渡って所属した。そして2016年に浦和レッズへと移籍した。
その後はベルギーのシント=トロイデンとドイツのシュトゥットガルトを経て飛躍を続け、今季は30代になってリヴァプールへと移籍するという驚きのステップアップを果たしている。
山根視来

生年月日:1993年12月22日
湘南ベルマーレ所属:2016~2019
桐蔭横浜大学から2016年に湘南ベルマーレへと加入。J2で迎えた2年目から絶対的なレギュラーとして出場を重ね、昇格にも大きく貢献した。そして2020年には川崎フロンターレへと移籍し、日本屈指の攻撃的右サイドバックとして評価されるように。
2021年には日本代表に選出され、翌年のカタールワールドカップにも出場。今年は30代を迎えたこともあって新たな挑戦を志し、アメリカのLAギャラクシーへと移籍した。