今夏もプレシーズンツアーで欧州の有名チームが日本にやってきた。
トッテナムも来日したクラブのひとつ。
来日した際、トッテナムFWデヤン・クルセフスキは、「最初のトレーニングの冒頭2分はこれまでで最悪だった。暑さがクレイジーだったからね。サウナのなかで練習しているようだった」とこぼしていた。
そうしたなか、韓国紙『OSEN』は、「体感温度37度、湿度80%以上なぜ地獄のようなソウルで試合をやったのか」と伝えていた。
「7月下旬から8月上旬にかけての韓国は世界で最も湿度が高い国になる。
Kリーグ選抜との試合が行われた7月31日のソウルは気温35度で湿度88%。8月3日も気温37度、湿度71%だった。
息をするのもやっとで、じっと立っているだけでも汗が滴り落ちる。トッテナムは訪韓前に日本にいたが、天候は変わらない」
『Football London』のトッテナム担当であるアレスター・ゴールド氏は、チームに同行して韓国を訪問。同氏はこう分析していたそう。
「日本と韓国の天候は非常に湿度が高く、トッテナムは厳しい2週間を過ごした。夜でさえ気温は30度を超えていた。なぜ、アンジェ・ポステコグルー監督はこのような疲労を選手たちに与えたのか。
マラソンの準備過程に似ている。試合に備えて高いインテンシティのトレーニングを行う。プレミアリーグで95分以上プレーするのを楽にするためだ」
タフなプレミアリーグの戦いに備えるために、あえて過酷な環境の日韓で過ごしたということだろうか。金銭的なうまみなどもあったはずだが。
トッテナムは19日にプレミアリーグ開幕戦でレスターと対戦する。