オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクは1日、ドイツ1部シュトゥットガルトからU-23日本代表DFチェイス・アンリを完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2030年6月末までの5年間となる。

ザルツブルクには現在、MF川村拓夢、FW北野颯太が在籍しており、チェイス・アンリが3人目の日本人選手となった。

現在21歳の同選手は、日本人の母とアメリカ人の父を持つ身長188㎝のセンターバックだ。

尚志高からJリーグを経由せずにドイツ・シュトゥットガルトへ渡ると、主にU-21チームでプレー。DFとしてレギオナルリーガ南西部で優勝とドイツ3部昇格に貢献した。

トップチーム昇格後は、セバスティアン・ヘーネス監督の下、リーグ戦とUEFAチャンピオンズリーグを含む公式戦20試合に出場した。

チェイス・アンリは今年3月に内転筋を痛めて以降、離脱を余儀なくされていた。

オーストリア地元メディアは、同選手は負傷の影響もあり、契約の最終段階で破断したと報じていたが、最終的にザルツブルクとの契約書にサイン。

2人の日本人選手とともにオーストリア屈指の強豪でプレーすることになった。

チェイス・アンリは、日本代表として来年のFIFAワールドカップ出場を狙っており、新天地での再起が期待されている。

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