いよいよ9月27日に行われる自民党の総裁選。
政策論争などさまざまな形で各候補者の特徴や主張が伝えられているが、9人もいるためそれぞれのイメージがはっきりしない方も多いことだろう。
また、総裁=内閣総理大臣(首相)という大事な選挙ではあるものの、直接選挙ではないためそこまで興味が持てないという方もいるはず。
そこで、サッカーファン向けに9人がなんとなくでもピンに来るよう、それぞれの候補者と同じ年に生まれた主な有名サッカー選手を紹介する。
1957年生まれ
上川陽子氏
生年月日:1957年3月1日(71歳)
主な役職:外務大臣(※現職)、法務大臣
1953年生まれの主なサッカー選手
ジーコ(3月3日)
アルベルト・ザッケローニ(4月1日)
フェリックス・マガト(7月26日)
ファルカン(10月16日)
サッカー日本代表はデットマール・クラマーからヴァイッド・ハリルホジッチまで、過去に9人の外国人監督が指揮を執っているが、そのうち3人がなんと1953年生まれ。
ジーコとファルカンが名選手でもあったのに対し、アルベルト・ザッケローニは怪我や病気により10代で選手を諦めて指導者の道へ進んだ。
1955年生まれ
加藤勝信氏
生年月日:1955年11月22日(68歳)
主な役職:官房長官、厚生労働大臣
茂木敏充氏
生年月日:1955年10月7日(68歳)
主な役職:経済産業大臣、外務大臣
1955年生まれの主なサッカー選手
西野朗(4月7日)
フィリップ・トルシエ(3月21日)
ミシェル・プラティニ(6月21日)
早野宏史(11月14日)
1955年は、世界的にはミシェル・プラティニ、日本的には現役時代からイケメンとして知られた西野朗の生まれた年。
ともに引退後も素晴らしい実績を残し、プラティニはUEFA会長、西野も2018年のロシアワールドカップで日本代表監督を務めた。
1957年生まれ
石破茂氏
生年月日:1957年2月4日(67歳)
主な役職:地方創生担当大臣、防衛大臣
1957年生まれの主なサッカー選手
ラモス瑠偉(2月9日)
ミハイロ・ペトロヴィッチ(10月18日)
田嶋幸三(11月21日)
松木安太郎(11月28日)
Jリーグ創世期のスターで今年復刻した「Jリーグカレー」では31年ぶりの復刻版CMに出演したラモス瑠偉が1957年生まれ。
ミハイロ・ペトロヴィッチは「ミシャ」の愛称で知られ、サンフレッチェ広島、浦和レッズ、そして現在は北海道コンサドーレ札幌で指揮を執る、攻撃サッカー大好きの監督だ。
1961年生まれ
林芳正氏
生年月日:1961年1月19日(63歳)
主な役職:官房長官(※現職)、外務大臣
高市早苗氏
生年月日:1961年3月7日(63歳)
主な役職:経済安全保障担当大臣(※現職)、総務大臣
1961年生まれの主なサッカー選手
ギド・ブッフバルト(1月24日)
城福浩(3月21日)
カルロス・バルデラマ(9月2日)
風間八宏(10月16日)
1961年生まれはJリーグの指導者としてお馴染みの人物たちを多数輩出。ギド・ブッフバルトは選手時代もプレーした浦和レッズで初のリーグタイトル獲得に貢献。
風間八宏はタイトルこそ無縁なものの、2012年に就任した川崎フロンターレで独自のポゼッションスタイルを根付かせ、のちの黄金期へとつなげた。
1963年生まれ
河野太郎氏
生年月日:1963年1月10日(61歳)
主な役職:デジタル大臣(※現職)、行政改革担当大臣(※現職)
1963年生まれの主なサッカー選手
ジョゼ・モウリーニョ(1月26日)
三浦俊也(7月16日)
ドゥンガ(10月31日)
ピーター・シュマイケル(11月18日)
1963年生まれのドゥンガはブラジル代表で1994年のアメリカワールドカップを制すと、翌年にジュビロ磐田へ加入。“鬼軍曹”として最強チームの礎を築いた。
ジョゼ・モウリーニョは言わずと知れた「スペシャルワン」。数多のタイトルを獲得したサッカー史に残る名監督は、今シーズンからトルコの強豪フェネルバフチェで指揮を執っている。
1974年生まれ
小林鷹之氏
生年月日:1974年11月29日(49歳)
主な役職:経済安全保障担当大臣、防衛政務官
1974年生まれの主なサッカー選手
アリエル・オルテガ(3月4日)
鬼木達(4月20日)
伊東輝悦(8月31日)
アレッサンドロ・デル・ピエロ(11月9日)
一気に若返り、1974年はイタリアの“ファンタジスタ”、アレッサンドロ・デル・ピエロが生まれた年。
日本人では、鬼木達が風間体制を引き継いだ川崎フロンターレで監督として成功している一方、同い年の伊東輝悦はJ3のアスルクラロ沼津でいまだに現役。創設から31年、Jリーグの歴史すべてを経験してきた唯一の選手だ。
1981年生まれ
小泉進次郎氏
生年月日:1981年4月14日(43歳)
主な役職:環境大臣、党農林部会長
1981年生まれのサッカー選手
サミュエル・エトー(3月10日)
田中マルクス闘莉王(4月24日)
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(10月3日)
シャビ・アロンソ(11月25日)
もっとも若い1981年生まれとなると、現役時代を知っている選手たちばかりに。
引退後も、昨季ブンデスリーガで初の無敗優勝を達成したシャビ・アロンソ監督のほか、クラブや協会で役職に就いていたり、YouTubeで“ご意見番”になっていたりと多種多様なキャリアを送っている。