
このところサッカー界で大きな存在感を発揮しているサウジアラビア。クリスティアーノ・ロナウドを皮切りに、多くのスター選手を多額の資金で引き抜き、国内リーグを強化している。
今回は『Planet Football』から「今夏サウジアラビアへと移籍しそうなプレミアリーグの6名」をご紹介する。
ダルウィン・ヌニェス
クラブ:リヴァプール
国籍:ウルグアイ
リヴァプールのウルグアイ人ストライカー、ダルウィン・ヌニェス。彼は以前アル・ナスルからオファーを受けていたが、当時はクラブが放出に前向きではなく、取引には至らなかった。
しかしながら今季のダルウィン・ヌニェスは期待ほどの活躍を見せられておらず、高額な給与を支払っていることもあって放出の可能性が高まっている。
まだ25歳ということもあってマーケットでの評価は高く、サウジアラビア側も夏には更に大きなオファーを準備するのではないかと言われている。
ルイス・ディアス

クラブ:リヴァプール
国籍:コロンビア
ダルウィン・ヌニェスと同じリヴァプールに所属しているルイス・ディアスも、契約更新が今のところ行われていない選手の一人であり、移籍の噂が流れている人物だ。
ポルトガルから高額の移籍金で獲得した選手であり、今季も公式戦で13ゴール5アシストと結果は残しているが、契約更新されていないために給与額がかなり低く抑えられているという。
ファブリツィオ・ロマーノ記者も「サウジアラビアのクラブが彼を獲得しようとしていた」と説明しており、再び夏のマーケットでの動きが注目されそうだ。
ケヴィン・デ・ブライネ

クラブ:マンチェスター・シティ
国籍:ベルギー
マンチェスター・シティの中盤の要であったケヴィン・デ・ブライネは、プレミアリーグ史上最高クラスの実績を誇る選手であるが、このところは怪我もあって出場機会が減少している。
クラブが契約を更新する可能性は低いとされており、キャリアの最終章に近づくための移籍先を探さなければならないだろう。給与額を考えても他の欧州クラブに移籍することは難しい。
以前にもサウジアラビアからは「生涯をかけるほどの大金」でオファーが来ていたとされており、デ・ブライネ自身も「魅力的な条件での移籍を検討したい」と発言したこともあった。
ソン・フンミン

クラブ:トッテナム・ホットスパー
国籍:韓国
ハリー・ケイン退団後、トッテナム・ホットスパーのエースとしてチームを支えてきたソン・フンミン。これまで100ゴール以上をクラブにもたらしてきたレジェンドであるが、このところは個人のパフォーマンスに疲労が見られる。
契約は2026年までとなっており、クラブも若手中心に再建を進めている状況。タイミングを考えてもこの夏にはおそらく移籍が検討されるだろうと伝えられている。
以前はサウジアラビアからの高額なオファーを断ったと伝えられているが、年齢やキャリアの段階を考えれば、最終的なプランとして中東行きが検討される可能性は高い。
エデルソン

クラブ:マンチェスター・シティ
国籍:ブラジル
マンチェスター・シティの守護神を務めているエデルソン。昨年夏にサウジアラビアからのオファーがあったとき、ジョゼップ・グアルディオラ監督からの説得によって残留を決めた。
しかし今季はコンディションやフィットネスが整わないことが多く、再び退団の可能性が示唆されており、シティも新しい守護神を探していると言われる。
ポルトのジエゴ・コスタやパルマの鈴木彩艶などがその候補となっており、クラブ側としても後釜に目処がつけば取引を行う可能性が高い。
レアンドロ・トロサール

クラブ:アーセナル
国籍:ベルギー
アーセナルで戦っているベルギー代表FWのレアンドロ・トロサールは、契約満了が近づいていることもあり、サウジアラビアからの関心が寄せられている。
チーム内での出場機会も比較的限られた状況にあり、クラブとしても彼が多額の資金をもたらしてくれるとすれば放出は厭わないであろう。
ストライカー不足に悩んでいるアーセナルではあるが、来季に向けて新しいアタッカーが獲得できるならば、トロサールを高額で売れるチャンスは断りづらいものになるだろう。