元日本代表MF前園真聖(まさきよ)氏が16日、元同代表の鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演して自身の現役引退の理由を語った。

2004年に韓国・仁川(いんちょん)ユナイテッドを退団後に、前園氏は若いころからの夢であった欧州挑戦を一念発起で挑戦した。

最初はドイツの強豪ブレーメンのテストを受験して不合格に終わり、クロアチアでのテストを受験した。

ツルヴェナ・ズヴェズタとOFKベオグラードを受験すると、後者に合格した。ただ若手選手を売って利益を出すクラブだっただけに、提示された年俸は約350万円だったという。

当時31歳だった前園氏は「自分のキャリアで31歳か32歳になるとして、それでこの契約でここでやる意味はどれだけあるかなと考えたときに、多分本当に行きたかったらもう即決していると思うんですよ。お金関係なく。それだったらもう自分は次の道に行こうということで、そこで決めました」と現役引退を決意したという。

2006年に日本サッカー協会へ出向いた前園氏は、当時会長だった川淵三郎氏に現役引退を報告。その場に偶然いた当時ビーチサッカー日本代表監督だったラモス瑠偉氏に止められるも、前園氏の決断は変わらなかった。

動画内では引退後の仕事に対する姿勢などを語っている。

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