南米エクアドルの英雄であり、マンチェスター・ユナイテッドで主将も務めたアントニオ・バレンシア。

39歳になった彼は、自殺を試みた母国の若者を説得して命を救い、再び国民のヒーローになった。

30日にイギリスメディア『The Sun』が報じている。

同メディアによると、バレンシアは今週月曜日に若い男性が橋から飛び降りようとしていたところを発見。

彼は警察とともに説得を続け、最終的に男性は自殺を思いとどまった。マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドは、その様子を自身のインスタグラムに投稿し、以下のようなコメントを残している。

「昨夜、私は決して楽しいとは思えない経験をしました。ある少年は、この橋から飛び降りて人生を終わらせようとしていた。そして彼はとても若かった。

私は車から降りて彼に近づいた。彼を助けたいとは言えませんが、彼と話そうとした。

彼が私を知ってくれていたことを神に感謝します。彼を励ますために言葉をかけようとしましたが、とても難しかった。

幸いなことに、家族が到着し、彼は自殺を思いとどまった。

どうか私たちの心、気持ちを大切にしましょう。心の健康はとても大切です。

人生はとても壊れやすいものです」

この投稿には多くの賛辞が寄せられた。マンチェスター・ユナイテッドでチームメイトだったフラムのブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラは「よくやった兄弟!あなたはいつも人を助けようとします」とコメント。

エクアドルサッカーの英雄が、再び母国で“英雄”となった瞬間だった。

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