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日本を代表するジャズミュージシャンが出演する同イベントは、帝国ホテルが主催する屋内型ジャズイベント。
壇上では報道陣向けのミニライブも行われ、松崎は先輩ジャズミュージシャンの生演奏を袖で聴きながら感無量の表情。「どこからがジャズどこからがジャズではないのか、僕にはわかりません。でも、(自分の取り組む)音楽の延長で(今日の)先輩たちの音を聴いて僕も育ちました。
松崎は「僕はまだまだケツの青いガキ。楽屋でびっくりさせられる今日この頃でしたが、本番は自分を出せるように曲を抜粋して頑張りたいと思います。挑戦です。バンドをやって、ソロ歌手になって55年。
また、ビッグバンドの魅力についても「ビッグバンドは僕らの夢。歌の周りに風景を作ってくれる。今の音楽のベタッとした音よりもずっと温かみがあると思います。
由紀も「私が出てもいいのかなって。半信半疑が正直なところ」と述べ、「若い頃、大人の歌い手をめざしていた時に、当時のディレクターから、もっとリズミカルなものを身につけないといけないんだよって言われて、学校の授業が終わって制服のままジャズの先生のところに通ったのを思い出します」と自身とジャズの出会いを回顧。
「先生からジャズはここ(教室)で歌ってもうまくならない。お客さんの前で何度も歌って自分のジャズが出てくる。
また、由紀は「ここまで歌ってきて、今、この年になって着物着て三味線弾いてジャズを歌うというのにチャレンジしたい」とも述べ、「最近の音楽も嫌じゃないけど、ジャズには余韻、響き、残響感とか、最近の音にはない魅力があると思います。人間の呼吸そのものが音になる。そこに参加させてもらえてすごく嬉しいです。
(取材・文:名鹿祥史)