2025年6月6日、韓国メディア・韓国経済は「北米と日本では高い人気を誇るコーヒーブランドが韓国では支持を得られず苦戦している」と伝えた。
業界によると、BKRが運営するカナダのコーヒーブランド「Tim Hortons(ティムホートンズ)」は仁川(インチョン)・青羅(チョンラ)支店を1日に閉鎖した。
また、「コーヒー界のアップル」と呼ばれるブルーボトルコーヒーは、2019年に韓国に上陸しソウル・聖水(ソンス)洞に1号店をオープン。主要商圏に店舗を増やしていったが、固定費の負担とコーヒー市場の飽和状態により、収益性の確保に苦しんでいるという。
ブルーボトルコーヒーコリアの昨年の売上高は311億ウォン(約33億円)で前年(264億ウォン)より約17%増加したが、営業利益は約89%減少の2億ウォンにとどまっている。当期純損失は11億ウォンで赤字に転落。韓国進出後初の純赤字を記録している。
外国系コーヒーブランドが韓国市場で苦戦する背景について、業界は「トレンド変化の速度と流通環境の特殊性」を挙げているという。韓国は消費者の好みの移り変わりが速く、SNS基盤の口コミによって急速にブランド認知度が変化していく。外国系ブランドは本社直営体制やグローバル標準戦略を固守しているため、韓国市場の変化に柔軟に対応できずにいるためだと、記事は説明している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「Tim Hortonsは他のコーヒーブランドに比べて値段が高い。