台湾メディアの自由時報は17日、米MLBのドジャースに所属する大谷翔平に対し、フィリーズ所属のカイル・シュワーバーが深い敬意を示したと報じた。

記事は、「ドジャースの日本人二刀流スター大谷と、フィリーズの主砲シュワーバーは現在ナ・リーグのホームラン王を争っており、シュワーバーが53本で大谷の50本を上回っている」とした。

その上で、16日のドジャースとフィリーズの試合では、先発投手としてマウンドに立った大谷とシュワーバーの「史上初ホームラン王争い中の投打対決」が実現したと説明。「初回の対戦では大谷がシュワーバーを三振に仕留め、4回表の2度目の対戦では左飛に打ち取り、投手・大谷が完全に優勢だった」と伝えた。

大谷はこの日5回を投げ、打者16人に対し、無安打、1四球、5奪三振、無失点の快投を見せた。最速は101.7マイル(約163.6キロ)だった。また、打者としては8回にライトへソロホームランを放ち、今季のホームラン数を50本に乗せた。

記事によると、シュワーバーは試合後、「彼(大谷)の投球を実際に見て、球の変化を観察できたことは、今後の対戦にとても役立つ。今夜は大谷の最高の状態を見ることができた。彼はほぼ試合を通してストライクゾーンに投げ込んでいた。もしポストシーズンで再び対戦することになれば、どう対応すべきか分かるだろう」と振り返った。

また、「彼は本当に素晴らしい天才だ。投打両方で完全に準備を整えて試合に臨めるなんて、普通の人にはできないこと。自分自身も一人のファンとして、彼に心から敬意を抱いている」と語ったという。

(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ