国連のドゥジャリク事務総長報道官は9月17日、「ガザ情勢は刻々と悪化しており、戦闘が続く中、人々は家を脱出しようとしている」と述べました。ドゥジャリク報道官は、「人口の移動を監視する国連の現地パートナーの記録によると、今週月曜日と火曜日に約4万人が南へ避難した。
ドゥジャリク報道官はまた、イスラエルの攻撃によって地元の女性が病院や医師、清潔な水もないまま路上で出産を余儀なくされているとの国連人口基金の警告にも言及しました。国連人口基金の予測によると、ガザでは約2万3000人の女性が必要なケアを奪われており、毎週約15人の赤ちゃんが医療支援を受けられずに誕生しているということです。
ドゥジャリク報道官は、グテーレス国連事務総長は、ガザ地区で続く戦争とヨルダン川西岸での情勢の悪化が「われわれを(パレスチナが独立した主権国家として共存することを目指す)『2国家解決』の道からますます遠ざけている」ことを十分に認識しているものの、「われわれの努力と希望が現実に破壊されることはない」と述べました。(提供/CRI)