中国が主導して制定した国際標準である「石油天然ガス工業(低炭素エネルギーを含む)パイプライン輸送システム用語」(ISO 5872:2025、以下「用語標準」)がこのほど正式に発表・施行されたことが、9月18日に明らかになりました。

「用語標準」は、世界の石油・ガスパイプライン業界が技術交流と協力を展開する基礎になります。

世界標準に採用されたこの「用語標準」は中国国家標準の「石油天然ガス工業用語第3部:石油・ガス地上工事」に基づいており、基礎一般、材料と設備、設計、施工、耐圧実験、運用と維持、腐食防護などの専門分野を網羅し、国際的な関係者の用語定義と専門理念を十分に融合して、「中国の提案、世界の共通認識」のという形で、国際的に使用される287の石油・ガスパイプライン輸送用語を初めて統一し、「用語ごとに定義を統一し、世界範囲で同じ意味と解釈」を実現しました。

制定に5年がかかった「用語標準」は中国の主導の下、13カ国からの専門家38人で構成された国際作業グループが「国内・国際」協同作業メカニズムを構築しました。内外の専門家による技術セミナーが21回開催され、25回にわたる文書の改訂を経て、構造が厳格で、内容が充実した国際基準をまとめることができました。

「用語標準」の発表と実施は、国際的な石油・ガスパイプライン業界に権威があり統一された交流の枠組みを提供し、意思疎通における用語の違いによる費用と技術の障壁を著しく低減し、国際的な協力と交流のために堅固な基礎を築き、中国と「一帯一路」共同建設国の石油・ガスパイプライン用語面での調整と統一を実現するのに役立つと見られています。(提供/CRI)

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