仏RFIの中国語版サイトは18日、中国での買い物について「顔認証決済に続き、掌紋での支払いも可能になりつつある」とする記事を掲載した。
記事はまず、世界第2の経済大国である中国では、過去10年間で現金決済がほぼ淘汰され、路上で通行人にお金を無心する人でさえ二次元コードを使用し、今や民衆は掌紋認証で買い物できるようになっていると伝えた。
記事によると、掌紋認証による決済は何十万人もの中国人にとって日常的な習慣となっている。スーパーマーケットなどにある小さな端末に手のひらをかざすだけ、たったそれだけで支払いができる。これは中国における最新のイノベーションの一つだ。手のひらの隆起線のパターンを読み取り、銀行口座から加盟店へ直接送金される仕組みで、スマートフォンを忘れても、手のひらをかざすだけでよい。
同様に一部の店舗では、顔認証技術のおかげで顔を読み取るか、目で直接見るだけで支払いができる。
とはいえ、中国人にとって主な支払い方法は依然としてスマホ決済だ。現金決済はほぼなくなっている。当局の規定によると、商店には現金での支払いを拒否する権利はない。だが実際には、店舗やタクシーに十分な小銭が用意されていないため、とても面倒なものに変わってしまった。(翻訳・編集/柳川)