中国人民銀行(中央銀行)は9月25日、デジタル人民元国際運営センターが上海で運営を開始したと発表しました。同センターはデジタル人民元クロスボーダーデジタル決済、デジタル人民元ブロックチェーンサービス、デジタル資産の三つの業務プラットフォームのサービスを提供します。

デジタル人民元クロスボーダーデジタル決済プラットフォームは、法定デジタル通貨を用いてこれまでのクロスボーダー決済に存在する難題を解決することを模索するものです。デジタル人民元ブロックチェーンサービスプラットフォームは、各シーンと業界のブロックチェーンに標準化されたチェーン間取引情報転送とチェーン上のデジタル人民元支払いサービスを提供します。デジタル資産プラットフォームは、標準化された使いやすい金融レベルのデジタル資産サービスを提供し、従来の金融インフラのビジネスをチェーンに広げることをサポートすることが可能です。

中国人民銀行の陸磊副総裁は9月24日、デジタル人民元国際運営センターの業務プラットフォームの発表会で、「中国人民銀行が提案した『無損失、コンプライアンス、相互接続』の3原則は法定デジタル通貨の国境を越えたインフラ建設の基本的な準則となっており、デジタル人民元のクロスボーダー金融インフラシステムが初歩的に構築された」と述べました。(提供/CRI)

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