中国メディアの観察者網によると、中国の著名な外交専門家の高志凱(ガオ・ジーカイ)氏は17日、自身の微博(ウェイボー)に動画を投稿し、台湾有事をめぐる高市早苗首相の発言に対する中国の対応として五つの提言をした。
高氏は、中国の最高指導者だったトウ小平氏(1904~1997年)の元英語通訳として知られ、現在は蘇州大学講席教授と中国のシンクタンク、全球化智庫(CCG)副主任を務めている。
高氏は、高市首相の台湾をめぐる発言について「日本国憲法に違反するだけでなく、日中関係の基礎を損なうものだ」と指摘し、「われわれは早晩、古い恨みに新しい憎しみをまとめて仕返しすることになるが、当面の急務は高市氏を孤立させることだ」との考えを示した。
そして、中国の対応として、「日本へのレアアース(希土類)の輸出を禁止する」「日本の海産物と農産物の輸入を禁止する」「中国人観光客に日本を訪問させない」「日本のパスポート(所持者)へのビザ免除待遇を取り消す」「12カ月以内に靖国神社に参拝した人の入国を禁止する」ことを提言した。(翻訳・編集/柳川)











