中国で複数ブランドの乳幼児用紙おむつから有害物質が検出されたと報じられ、物議を醸している。
中国メディアの経済参考報によると、一部ブランドの紙おむつを使用した乳幼児におむつかぶれが繰り返し発生したり、皮膚がただれたりする症状が現れ、使用を中止すると症状が明らかに改善するとの声が複数の消費者から上がった。
経済参考報が専門検査機関に検査を依頼したところ、米国ブランドの「ハギーズ(Huggies)」や中国ブランドの「碧芭宝貝(BIBAbebe)」、「Babycare」など複数の製品から有毒物質であるホルムアミドが検出された。また、同メディアの記者がある製品を一晩着用したところ、血液中のホルムアミド濃度が約2倍に上昇したという。
山東省公共衛生臨床センター質量分析研究・臨床応用センターによるサンプル調査でも同様の結果が出ているという。同センターが提携病院の小児科の乳幼児を対象に検査を行ったところ、多くの乳幼児のサンプルからホルムアミドが検出され、検出量は「人体に損傷を与え得る水準」だったという。
同センターの于兆衍(ユー・ジャオイエン)主任は「ホルムアミドは人体内で自然に生成されることはなく、代謝も早い物質。血液中からこのような濃度のホルムアミドが検出されるのは、乳幼児が長期間接触している物品に由来するとしか考えられない」と説明。「ホルムアミドが長期にわたり微量ずつ体内に取り込まれ蓄積すると、肝機能や腎機能に影響を及ぼすだけでなく、精子や卵子の生成量やホルモン代謝レベルにも影響を与える可能性がある」と指摘した。
報道を受け、各社は18日に相次いで声明を発表した。
碧芭宝貝は、「当社製品からホルムアミドが検出されたとの報道内容について、当社は重大な関心を持って受け止めており、直ちに調査を開始した」と説明。また、「報道に出ていた検体の入手経路、検査環境、検査手順について確認できておらず、サンプルの信頼性や検査結果の妥当性については現時点で判断できない。当該検査機関に連絡を取り、第三者の権威ある機関による再検査を申請するとともに、生産、原材料、保管などサプライチェーン全体の検証を進めている」とした。
Babycareは、「当社は重大な関心を持って今回の報道を受け止めており、直ちに専門チームを立ち上げて社内調査を開始した」とした上で、「当社が販売している紙おむつ製品は、現行の国家基準を厳格に順守している。
ハギーズは、「権威ある第三者検査機関による検査の結果、当社ブランドの紙おむつからホルムアミドは検出されず、各種指標はいずれも中国の乳児用紙おむつに関する国家基準に適合している」と主張。「当社は常に赤ちゃんの健康を最優先事項としてきた。ホルムアミドなどの有害物質については国家基準に明確な規定はないものの、自主的にモニタリングを実施し、添加を厳格に禁止している。高い品質管理基準の下で全工程を厳しく管理している」と強調した。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では、「ハギーズが声明」「Babycareがコメント」「碧芭宝貝が有毒物質検出にコメント」「紙おむつ 有毒」「紙おむつになぜホルムアミドが?」「多くの乳幼児の血液からホルムアミドを検出」「ホルムアミド 生殖毒性」「現行の紙おむつ国家基準にはホルムアミドの検査項目がない」など関連ワードが多数トレンド入りしている。(翻訳・編集/北田)











