台湾の元キャスターの女性が、日本旅行中にぶつかられてスマートフォンが破損したと明かした。中時新聞網、ETtodayなど複数の台湾メディアが報じた。

台湾の元ニュースキャスターの魏華萱(ウェイ・ホアシュエン)さんは27日、自身のフェイスブックアカウントで、日本旅行中に「事故」に遭ったことを報告した。魏さんによると、石川県金沢市の路上でスマホを手に写真を撮影していたところ、ランニング中の日本人男性に後方からぶつかられた。スマホは地面にたたきつけられ、画面が割れて変形したという。

魏さんはフェイスブックに金沢の古い町並みの写真をアップし、「この写真を撮ってから1秒もたたないうちに(ぶつかられて)、スマホが衝撃で吹き飛ばされました。スマホはかなり高く飛び上がってから地面に落ち、大きな音がしました。その瞬間は、『ぶつかり族』に遭遇したのかと思いました」とつづった。

「ぶつかり族」とは人混みなどで故意に他人にぶつかる人のことで、今年2月、渋谷のスクランブル交差点で台湾から旅行に来ていた女児が被害に遭ったことで大きな話題になった。

魏さんは「相手はランニング中の日本人の中年男性でした。私は望遠で撮影していて、道路の真ん中に立っていたわけではありません。目撃していた家族に聞いたところでは、男性はまったく前を見ておらず、私の右後方からぶつかったそうです」とし、「幸い、普段から運動をしていたので転ばずに済みました。逆にぶつかってきた男性のほうがかなり痛そうな表情をしていました。彼はその場で手を振って謝る仕草を見せましたが、何も言わずに走り去りました」と説明した。

魏さんがスマホを拾い上げると、保護フィルムを張っていたにもかかわらず画面は割れていた。修理をしようとしたところ、費用は約1万1000台湾ドル(約5万3000円)かかると言われたという。魏さんは「腹が立ったけど、(その時には)相手はもう走り去ってしまっていたので、怒っても仕方ありませんでした。無事にマラソン(25日の金沢マラソンに参加)を完走できたのだから、厄払いのための出費だったと思うことにします」とし、「旅行中に写真を撮る際は、スマホにストラップを付けておくのが安全だと改めて感じました」とつづった。

この投稿に、台湾のネットユーザーからは「大きな損失だったね」「厄払いだと思いましょう」「人を許せば、きっと福が訪れるよ!」「これを機に折りたたみ式のiPhoneに買い替えられるじゃない」「気持ちを切り替えて。出費は痛いけれど、無事でよかったと考えるしかないよ」など、慰めのコメントが相次いだ。

魏さんはサイクリングが趣味で、「自転車の女神」とも呼ばれる。日本にもたびたび訪れており、北は北海道から南は沖縄まで、各地のサイクリングコースを紹介する書籍「GO!日本騎車趣」を出版している。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ