2005年に作家活動をスタートさせて以降、『医龍-Team Medical Dragon-』を筆頭にしたTVドラマから、『機動戦士ガンダムUC』『進撃の巨人』『ギルティクラウン』などのアニメまで、数多くの作品で劇伴を手掛けてきた人気作家・澤野弘之。

彼が作家活動15周年を記念して、キャリア2枚目となるボーカル楽曲ベスト・アルバム『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』を完成させた。


この作品は、DISC1に劇伴作家・澤野弘之名義で手掛けたボーカル入りの劇伴楽曲やアーティストへの提供曲を、Disc2に2014年以降スタートさせたアーティスト名義のプロジェクト・SawanoHiroyuki[nZk](サワノヒロユキヌジーク)の楽曲を収録。また、初回生産盤にはCD初収録の楽曲やBillboard Live Tokyoでのライブ映像なども追加され、近年の彼の活動の集大成とも言える内容になっている。劇伴作家/アーティストとして歩んできた15年間について、澤野弘之に聞いた。

―『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』は、澤野さんの作家活動15周年を記念した作品になっていると思います。まずは作家として本格的にデビューした2005年当時、どんなことを考えながら活動していたかを思い出してもらえると嬉しいです。

当時はまだ、つねに仕事があるわけではなかったですし、ひとつ仕事をしたら「果たして次はあるのかな?」という状態で。
でも一方で、「劇伴作家を10年ぐらい続けたら、その後は安泰だったりするのかな?」と勝手に安易に考えたりもしていて……(笑)。とにかく、目の前の仕事に必死だったと思います。幸せなことにデビュー直後から順調にオファーをいただけてはいたので、そのことをありがたく感じつつも、同時に「劇伴作家としてやっていけるのか?」という不安も感じているという、何とも言えない感覚でいましたね。

―当時の澤野さんが、特に影響を受けていた人たちと言いますと?

やっぱり、僕がそもそも劇伴作家に興味を持つきっかけになった坂本龍一さんや久石譲さん。その後知った菅野よう子さん。それから、海外だとハンス・ジマーやダニー・エルフマンの影響は大きかったです。
僕が劇伴の魅力に気づいた作品は、高校のときに観た『もののけ姫』なんですけど、アシタカが故郷の村を離れて旅立つ場面で、久石譲さんが手掛けた「もののけ姫」のオーケストラアレンジが壮大な映像と一緒に流れるのを観て、「映画音楽ってすごいな……」と感動してしまって。そこから様々な方に影響を受けて、劇伴の幅広さを自分なりに吸収していきました。その経験が、劇伴作家として仕事をはじめたときにも、大きな糧になったと思います。劇伴って、「どんなシーンで流れるか」によって、その音楽の印象も大きく変わりますよね。たとえば、サントラを買ってくれる方にとっては、そのインスト曲が流れるシーンや映像作品自体が、歌詞の代わりのように影響しますし、だからこそ、作品との兼ね合いの中で、音楽自体の世界観を広げてもらえると思っていて。音楽と映像とのマッチングによって人に伝わる感動は、音楽単体のものとも、映像単体のものとも違うというところに、すごく感動したのを覚えています。


劇伴にボーカル曲を取り入れた理由

―一方で、澤野さんの場合は、劇伴にボーカル曲を積極的に取り入れているのも特徴的ですね。デビュー直後の2006年に音楽を担当したTVドラマ『医龍 Team Medical Dragon』でも、関山藍果さんが歌った挿入歌「Aesthetic」が話題になりました。

もともと菅野よう子さんがアニメの挿入歌として歌モノをたくさん使っているのを観ていましたし、劇伴作家を目指す前は小室哲哉さんやASKAさんの影響で「歌モノの音楽をつくりたい」と思っていて。それもあって、もともとサントラにも歌を入れることに興味があったんだと思います。そもそも、ハンス・ジマーの『グラディエイター』の挿入歌もそうだし、『タイタニック』のセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」もそうで、国内外の映画やドラマでも、挿入歌として歌モノが入ることで作品やサウンドトラックのフックになることって多いと思うんですよ。『医龍 Team Medical Dragon』の場合は、当時の音楽プロデューサーの方が「歌があってもいいんじゃないか」と言ってくれて、僕の興味と一致した形でした。
僕としては、そうやって挿入歌を積極的に取り入れることで、結果的に「サントラに興味を持ってもらうきっかけになればいいな」とも思っています。もちろん、作品に寄り添うことが第一ですが、挿入歌を目当てに買ってくれた方の中から、誰かひとりでも他の曲を聴いてくれて、「サントラって面白いな」と感じてくれたらいいなとも思うので。

―歌モノに関しては、デビュー当時はどんな音楽からの影響があったんでしょうか?

デビュー当時だと、ニッケルバックやコールドプレイマルーン5のような洋楽のロックやポップスに影響を受けていて、それは今もずっとある要素だと思います。たとえばAimerさんとの「RE:I AM」(『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」主題歌)のエレキギターやドラムの質感は、自分なりにニッケルバックからの影響を咀嚼したものだったんですよ。それにプロになる前は、僕はエアロスミスにものすごく影響を受けていて。特に、『ジャスト・プッシュ・プレイ』(2001年)の1曲目の「Beyond Beautiful」や、あのアルバム全体のドラムやギターの響きが好きで、僕の歌モノでドラムが「バシッ!」と鳴っているのは、この辺りの影響が大きいんだと思います。


―ああ、なるほど。

もっと最近で言うと、ワンリパブリックも好きで聴いてきたアーティストです。僕は生ドラムも好きですけど、そこにエレクトロの要素を加えたり、ドラムだけ打ち込みにしたりしているものの方が好きになる傾向があるんですよ。たとえば、KOЯNがEDMを取り入れたときも「めちゃくちゃかっこいいな」と思ったし、フォール・アウト・ボーイの楽曲もそうですし――。そうやって触れてきたいろんな興味や影響のようなものから、自分の音楽ができているのかな、と思いますね。

―今回の『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』は、澤野弘之名義の楽曲と、OP/ED曲などを担当するアーティストプロジェクト・SawanoHiroyuki[nZk]名義の楽曲がそれぞれ収録されています。
中でも特に印象に残っている曲はありますか?

DISC1だと、直近の作品なので余計に印象的に思うのかもしれないですが、まずは昨年公開の映画『プロメア』のメインテーマ「Inferno」ですね。この曲は作品の重要な場面で何度も流していただいて。あんなふうに印象的につかってもらえたことが、僕自身すごく嬉しかったですし、作品を観てくださったお客さんからの反響もあって、去年ライブでやったときの会場の一体感も印象的でした。そういう意味でも、近年つくった曲の中で自分にとってすごく大事な曲だと思っています。

SawanoHiroyuki[nZk]プロジェクトがスタートしたきっかけ_

―そもそも、『プロメア』は映像と音楽の距離が近いというか……ほぼ全編を通して澤野さんの音楽がフィーチャーされているような作品でもありました(笑)。

(笑)。今石洋之監督や音響の方々が、すごく面白い形で音楽をはめこんでくださって。もともと映画の場合、先に映像があって、その尺に音楽を合わせてつくることが多いんですが、僕の場合は映像が出来上がる前にメニュー表から音楽をつくって、それを好きなようにつかってもらおうと思っていて。『プロメア』もその方法だったので、「Inferno」も劇中のいろんな場所で流してもらえたのかな、と思います。僕自身が映像に合わせて音楽をつくっていたら、「『Inferno』が何回も流れるのはナシだろう」って、自分で制御したと思うんですよ(笑)。そういう意味でも、いろんなことが上手く作用して、いい形にしていただけたと思います。

―他にDISC1で印象的だった楽曲はありますか?

他には、Aimerさんとの「StarRingChild」も印象的です。このときは、同時にAimerさんとSawanoHiroyuki[nZk]:Aimer名義で『UnChild』というコラボレーションアルバムをつくっていた時期でもあって。サントラの挿入歌ではない形でボーカル曲をつくったり、アーティストの方のプロデュースをすることに繋がっていったのが、この辺りの時期でした。そういう意味でも、この曲は後に「SawanoHiroyuki[nZk]」をはじめるきっかけになった曲のひとつですね。

あとは、Survive Said The ProphetのYoshさんにサウンドトラックの挿入歌として初めて歌ってもらった「Barricades」。この曲は、ワンリパブリックのような打ち込みとロック・サウンドを融合させたものをつくりたいと思っていて、後ろで鳴っているシンセの音色も、その辺りに少し影響を受けていた気がします。『進撃の巨人』のテーマとしてつくっていったと当時に、ライブをしているときにお客さんとシンガロングできたらいいな、と思っていた曲でもあって。Zeppでのライブのアンコールのときに、コーラスの部分をずっと繰り返していたら、お客さんが一緒に歌ってくれて――。そのときに、それまでとはまた違う景色というか、ライブでのまた違う高揚感が感じられた曲でもありました。

―そしてDISC2には、SawanoHiroyuki[nZk]の楽曲がまとめらています。もともと、このプロジェクトはどんなふうにはじまったものだったんでしょう?

サントラの挿入歌では基本的に英語詞を作詞の方にお願いしてきましたし、自分自身に作詞家のようなスキルがあるわけではないんですが、挿入歌を手掛けていくなかで、自分の中にも詞として表現したいことが出てきていたので、それを試せるのがこのプロジェクトなんじゃないか、と思っていました。この名義での最初の曲は、mizukiさんとの「aLIEz」で、当時自分が追求したかったロック・サウンドを形にできた曲だと思います。それとこの曲の場合、去年上海で二度目のライブをしたときのことが、何よりも印象的でした。以前から、中国では「aLIEz」が人気だという話は聞いていたんですが、去年mizukiさんと一緒に会場で「aLIEz」をやったら、お客さんの反応がものすごかったんです。イントロが鳴った瞬間に、会場がワーッ!!と盛り上がって、ものすごく感動しました。SawanoHiroyuki[nZk]のはじまりの曲としてもともと思い出深かった曲が、何年か経った後に中国の会場で盛り上がってもらえている風景を観て、「やっぱり自分にとって重要な曲なんだな」とあらためて気づいたというか。それもあって、今回のDISC2の1曲目に選んだところもあったと思います。

「ASKAさんや小室さんからの影響に向き合う」

―上海には、苦手な飛行機に乗って向かったそうですね。

(笑)。でも、行って本当によかったです。実際に現地で、国や言語が違っても純粋に音楽を愛して、楽しんでくれているお客さんの顔を目にして、素直に感謝の気持ちしかなかったですね。あと、この曲をつくった時点では、SawanoHiroyuki[nZk]はずっとボーカルを固定してやっていくプロジェクトになるのかな、と思っていたところがあったのですが、当時のレーベル担当の方から「次はこういう方はいかがですか?」という提案があって。もちろん、mizukiさんにはmizukiさん自身の活動もあるので当然なんですが、そのときはじめて、自分の中でSawanoHiroyuki[nZk]が「楽曲によっていろんな方とコラボレーションしていく」という方向性になっていって。ですから、やりながら「こんな可能性もあるんだな」と気づいていったような感覚でした。

―SawanoHiroyuki[nZk]は劇伴作家ではなく、アーティストとしてのプロジェクトだと思うので、ライブでの体験もそれ以前とは変化した部分があったんじゃないでしょうか?

それはありました。劇伴作家とは違って、アーティストとしての活動をするという部分で、それまでとは違う意識が、楽曲にもライブにも反映されていったと思います。ライブでお客さんとどうやって一体感をつくっていくかについても、このプロジェクトを通してより考えるようになったというか。これは、参加してくれるボーカリストの方々がライブでお客さんと向き合う姿を、すぐそばで観たことも大きかったです。プロジェクトを進める中で、ボーカルの人たちとのかかわりの中で気づいていくことはとても多かったと思います。

―ライブに関してだと、澤野さんは一般的な劇伴作家の方々のようにコンサート・ホールでライブをするだけではなく、バンドのようにスタンディングの会場でライブをすることも多い印象があります。これは最初から考えていたことだったんですか?

最初の頃は、劇伴作家と言えば「ホールでオーケストラやアンサンブルを従えてライブをする」というイメージがあって、僕自身もそんなふうに活動しようと思っていました。でも、活動を続ける中で、どうしても僕のもうひとつのルーツである、ASKAさんや小室さんからの影響に向き合うことになって。その結果、座って聴いてもらうよりも、自分の場合は、お客さんと一緒になってガッと盛り上がれる方が嬉しいと思うようになりました。

「人との繋がり」がモチベーション

―今回のDISC2にも収録されている、澤野さんのライブでも恒例のボーカリストの方々が集結した「REMEMBER」は、まさにそういったライブから生まれた楽曲ですね。

そうですね。この曲は、いろんなボーカリストの方に入れ替わり立ち替わりステージに出てきてもらう構成でライブをする中で、「みんなで一緒に歌える曲がほしい」と思ってできた曲です。僕がそう考えていたところ、YoshさんやGemieさんと対談をしたときに、彼らが「みんなで歌える曲があってもいいですよね」と言ってくれて、「あ、やってもいいんだ」と思ったんですよ(笑)。まさに、ライブやボーカリストの方々とのかかわりの中で生まれた曲でした。

他にDISC2では、同じくYoshさんが参加してくれた、アルバムの中では唯一の新曲になっている「BELONG」も特に気に入っている楽曲です。この曲は『Fate/strange Fake』のCMソングになりましたが、実はもともとは、べストアルバムの企画が立ち上がったときに、15周年のひとつのテーマ曲のようになればいいな、と思ってYoshさんと相談しながら進めていた曲でもあるんです。

―曲自体の構想は、『Fate/strange Fake』のCM曲になる前からあったということですね。

そうなんです。そのお話が来たときに、ちょうどこの曲が合うと思ったので、CMソングとしてつかってもらいました。でも、最初につくりはじめたときは、「15周年にライブをやりたい」と思っていたので、そこでお客さんと一体感が感じられるような曲にしたいと思っていて。この曲では、サーティ・セカンド・トゥ・マーズの『This Is War』(2009年)で多用されていたような、シンガロングするようなコーラスを入れることで、「みんなで合唱できたらいいな」と思っていました。それから、これは言おうかどうか迷ったんですけど、この曲は山内”masshoi”優くんに叩いてもらった、[nZk]最後の曲になりました。つくっているときは、これからも [nZk]にかかわってほしい、と思っていたんですが、結果的には最後の曲になってしまって。でも、だからこそ彼に背中を押してもらうような気持ちで、「今後も活動しなければいけないな」と、あらためて思うような曲にもなりました。そういう意味でも、僕にとって大切な楽曲です。

―お話を聞いていても感じることなのですが、澤野さんの場合は、楽曲にゲスト参加するボーカリストも多岐にわたっていますし、劇伴作家として作品に寄り添っていくことも含めて、「人と一緒に何かを形にする」ことに興味を惹かれているような印象を受けます。

ああ、それは確かにそうだと思います。今はひとりで音楽をつくろうと思えば、それができる時代です。でも、僕はレコーディングでもライブでも、人と一緒にやるからこそ曲への思い入れが強くなる感覚があって。僕の音楽を聴いてくれたり、ライブに来てくれたりすることもそうで、自分の場合はその「人との繋がり」が、活動するうえでの重要なモチベーションになっているんです。僕は普段から、自分でつくった曲を聴き返すことも多いんですけど、それもきっと、曲にかかわってくれた人たちが入れてくれた要素が重要で、自分だけで完結していたらそうはならなかったかもしれないな、と思うからですね。『プロメア』でメインテーマをつくったときに監督が喜んでくれて、それによって映像に色々な形で当てはめてくれたりすることもそうですけど、人を介して楽曲に新たな魅力が加わっていくのは、自分にとっても大切な瞬間になっています。

「納得がいかないからこそ、もっと頑張ろうと思える」

―これまでの15年間で、特に嬉しかったことや楽しかったことはどんなことですか?

それは本当にたくさんあるんですけど、僕は劇伴音楽をやりたいと思って仕事をしはじめて、でも、ある時期までは劇伴の仕事がこなかったりもして。そういう意味でも、最初に自分がつくった音楽が映像に乗ったのを観た瞬間が、今も一番心に残っています。そのひとつが、最初に一部だけ参加することができた『牙狼』(深夜特撮ドラマ)で、放送がはじまるときに、夜中にTVを観ながら、エンドクレジットに自分の名前が出るのを楽しみにしていたのを覚えています。確か『牙狼』はクレジットが流れるのがめちゃくちゃ速くて、ほとんど分からなかったんですけど(笑)。そしてその後、連続ドラマの『Nsあおい』(2006年/石原さとみ主演)で、共作ではありましたが、自分の名前がゴールデンのTVドラマのクレジットに乗って、「これで第一歩を踏み出せたのかな」と感じました。やっぱり、そういうときのことが、今でもすごく記憶に残っています。

―活動の本当に初期の頃のことが、今でも一番思い出に残っているんですね。

そうですね。それ以外にも、まだ作家デビューする前に、デモテープをいろんな事務所に送って、初めて返事が来たときのこともよく覚えていて。当時、それまで全然相手にしてもらえなかった中で、「やっと自分の音楽に興味を持ってくれる人に出会えた」ということが、めちゃくちゃうれしかったんです。だからこそ、「今の仕事はそうやって掴んだものなんだから、当たり前のような感覚でやっちゃいけない」と思っていますし、仕事をはじめた頃よりできることは増えていても、僕は本当にまだまだで、久石譲さんや菅野よう子さんのような憧れの方々と比べると「月とすっぽんだな……」と痛感しているので。そんな方々に少しでも近づけるように努力していきたいですし、これからもずっとそんなことを考えながらやっていくんだと思います。納得がいかないからこそ、もっと頑張ろうと思えるわけですからね。

―6月には、このアルバムをリリースしてのライブとして、豊洲PITで2日間にわたって「澤野弘之 LIVE ”BEST OF VOCAL WORKS[nZk]”」が開催される予定です。このライブはどんなものになりそうですか?

今回のようなベストアルバムを出したことで、1日目の「Side SawanoHiroyuki[nZk]」と、2日目の「Side 澤野弘之」という2つの公演に分けることができたので、それは今回ならではの楽しさなのかな、と思っていて。2日間でやる曲も、一緒に出てくれるゲストの方も違うので、2日間のプログラムを通して、それぞれの公演ごとに、そこに集まったみなさんを盛り上げられるようなものにしたいと思っています。それがまた次の作品のモチベーションに繋がっていくような、とにかく楽しいライブにできると嬉しいですね。

澤野弘之
1980年生まれ、東京都出身の作曲家、編曲家。『医龍』シリーズやNHK連続テレビ小説『まれ』、『アルドノア・ゼロ』『進撃の巨人』『キルラキル』『機動戦士ガンダムUC』シリーズなど、ドラマ、アニメ、映画など映像作品のサウンドトラックを中心に、楽曲提供や編曲をするなど精力的に音楽活動を展開している。2014年春からはボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト、SawanoHiroyuki[nZk]を始動。同年6月に『機動戦士ガンダムUC』シリーズの楽曲を収録した、SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer名義のコラボレーションアルバム『UnChild』を発表した。2015年9月にSawanoHiroyuki[nZk]の1stアルバム『o1』と、澤野名義のサウンドトラックベスト『BEST OF SOUNDTRACK【emU】』を発表した。以降も精力的にリリースを重ね2019年3月に岡野昭仁ポルノグラフィティ)やスキマスイッチといったさまざまなアーティストを迎えたSawanoHiroyuki[nZk]の3rdアルバム『R∃/MEMBER』を発表。2020年4月に活動15周年を記念してベスト盤『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』をリリースした。

<INFORMATION>

『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』
澤野弘之
発売中
SACRA MUSIC

劇伴作家でありアーティスト、澤野弘之が語る創作の裏側

初回限定盤 [CD3枚組+Blu-ray Disc+Special book] VVCL 1640-3 / 6600円

劇伴作家でありアーティスト、澤野弘之が語る創作の裏側

通常盤 [CD2枚組] VVCL 1644-5 / 4400円

CD収録内容
DISC 1
01. Inferno
02. StarRingChild / Aimer
03. Warcry
04. Alive / Do As Infinity
05. Zero Eclipse
06. Next of Kin
07. Barricades
08. BRAVE THE OCEAN
09. ninelie / Aimer with chelly(EGOIST)
10. Vigilante
11. The Brave
12. No differences
13. NEXUS
14. God of ink
15. Roll The Dice / 西川貴教
16. Release My Soul
17. S_TEAM
18. theDOGS

DISC 2
01. aLIEz / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
02. REMEMBER
03. X.U. / SawanoHiroyuki[nZk]:Gemie
04. Into the Sky / SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
05. Binary Star / SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
06. sh0ut / SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle & Gemie
07. scaPEGoat / SawanoHiroyuki[nZk]:Yosh
08. Cage / SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
09. &Z / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
10. narrative / SawanoHiroyuki[nZk]:LiSA
11. gravityWall / SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle & Gemie
12. Tranquility / SawanoHiroyuki[nZk]:Anly
13. e of s / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
14. NOISEofRAIN / SawanoHiroyuki[nZk]:Takanori Nishikawa
15. CRYst-Alise / SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
16. A/Z / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
17. BELONG / SawanoHiroyuki[nZk]:Yosh

DISC 3(初回生産盤のみ)
01. N01R / vo:Tielle
02. Sea of Fire / vo:mizuki(from UNIDOTS)
03. Unordinary / vo:CASG(Caramel Apple Sound Gadget)

Blu-ray(初回生産盤のみ)
2019.12.01「SawanoHiroyuki Billboard Live 2019」at Billboard Live TOKYO
GUEST VOCAL:Laco(EOW), mizuki(UNIDOTS), Tielle, Yosh(Survive Said The Prophet)
01. Zero Eclipse
02. NEXUS
03. ninelie
04. Trollz
05. scaPEGoat
06. rabBIThole
07. mio MARE
08. Call your name
09. Into the Sky
10. Felidae
11. Binary Star
12. aLIEz
13. ViEW
14. &Z
15. e of s
16. Amazing Trees
17. Christmas Scene

SawanoHiroyuki[nZk]
9th single 『Chaos Drifters / CRY』(読み:ケイオスドリフターズ / クライ)
2020年5月27日発売

通常盤[CD]VVCL-1646 / 1375円
M1「Chaos Drifters」by SawanoHiroyuki[nZk]:Jean-Ken Johnny
M2「CRY」by SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
M3「Bios-LaZaRuS」by SawanoHiroyuki[nZk]:Gemie & Tielle
M4「Chaos Drifters(instrumental)」
M5「CRY(instrumental)」

期間生産限定盤A[CD]VVCL-1647 /1430円
※「ノー・ガンズ・ライフ」描き下ろしデジパック仕様
M1「Chaos Drifters」by SawanoHiroyuki[nZk]:Jean-Ken Johnny
M2「CRY」by SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
M3「Bios-LaZaRuS」by SawanoHiroyuki[nZk]:Gemie & Tielle
M4「Chaos Drifters(TV size)」

期間生産限定盤B[CD]VVCL-1648 /1430円
※「銀河英雄伝説 Die Neue These」描き下ろしデジパック仕様
M1「CRY」by SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
M2「Chaos Drifters」by SawanoHiroyuki[nZk]:Jean-Ken Johnny
M3「Bios-LaZaRuS」by SawanoHiroyuki[nZk]:Gemie & Tielle
M4「CRY(TV size)」

<ライブ情報>

澤野弘之 LIVE "BEST OF VOCAL WORKS[nZk]"
Side SawanoHiroyuki[nZk]
2020年6月6日(土)東京都 チームスマイル・豊洲PIT
ゲストボーカル:ASCA / Gemie / Laco(EOW) / mizuki(UNIDOTS) / naNami / Tielle / Yosh(Survive Said The Prophet) 
※アルファベット順

Side 澤野弘之
2020年6月7日(日)東京都 チームスマイル・豊洲PIT
ゲストボーカル:Aimee Blackschleger / Benjamin / Do As Infinity / Eliana / Gemie / Laco(EOW) / mpi
※アルファベット順

https://www.sawanohiroyuki.com/
http://www.sh-nzk.net/