金利の上昇が続くいま、なるべくリスクを避けながら、少しでも利回りのよい運用先を選びたいという方は多いのではないでしょうか。その中でも、元本が保証されている「個人向け国債」や「ネット銀行の定期預金」は、初心者が選びやすい資産運用の有力な選択肢です。


今回は、個人向け国債「固定3年」と、ネット銀行の高金利な「3年満期定期預金」にそれぞれ100万円を預け入れた場合に、3年後の利息はどのくらい違うのかを比較してみましょう。※金利は2026年5月時点。

■個人向け国債・固定3年:3年後の税引き後利息は「約3万7532円」
個人向け国債・固定3年(金利1.57%/年)を100万円購入した場合、満期となる3年後にもらえる利息は以下のとおりです。

・3年後の受取利息(税引前):約4万7100円

・3年後の受取利息(税引後):約3万7532円

実際の受取利息からは、税率20.315%分が差し引かれますが、国が元本と利息の支払いを保証しているという点で大きな安心感があります。

参照:固定3年「第192回債」 財務省

■ネット銀行の定期預金:3年後の満期時利息は「約3万5859円」
2026年5月時点で、ネット銀行の中でもトップクラスの高金利を打ち出しているのが、SBJ銀行の「夏のボーナス定期預金キャンペーン」です。インターネット専用のスーパー定期預金を活用した場合のシミュレーションを見てみましょう。

【SBJ銀行「スーパー定期預金」 夏のボーナス定期預金キャンペーンの条件(2026年5月時点)】
・金利:年1.5%(3年・単利型)
・預入額:1円以上(1円単位)、1人当たりの上限なし
・対象者:日本国内に居住している個人
・その他:3年もののほかに、1年(年1.35%)、2年(年1.5%)、5年(年1.55%)なども用意。募集総額が1500億円に達し次第、受付終了となります

この3年もの定期預金に100万円を預け入れた場合の、満期時の利息は以下のとおりです。

・3年後の受取利息(税引前):約4万5000円

・3年後の受取利息(税引後):約3万5859円

ただし、ネット銀行の定期預金を利用する際には注意点もあります。

原則として満期前の「期日前解約」はできません。銀行がやむを得ないと認めて中途解約に応じる場合、預入日から解約日までの利息は、本来の金利ではなく大幅に低い「期日前解約利率」で計算し直されます。定期預金にお金を預ける場合は、満期まで使う予定のない資金を預けるようにしましょう。


参照:
夏のボーナス定期預金キャンペーン SBJ銀行
スーパー定期(インターネット専用)

■どちらが得?3年後の「1673円」の差をどう見るか
ここまで、100万円を預け入れた場合の3年後の「税引き後利息」を比較すると、以下のような結果になりました。

・個人向け国債(固定3年):約3万7532円

・ネット銀行(3年定期):約3万5859円

同じ100万円を3年間預けた場合、個人向け国債の方が「約1673円」多く利息を受け取れます。

どちらも元本保証という安心感は共通していますが、現在の金利環境下では、国の保証がある個人向け国債がわずかに優勢。キャンペーンの募集枠や利便性も含めて、自分に合った預け先を選びましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
編集部おすすめ