再結成を発表し、ニュー・アルバム『Doping Panda』をリリースしたDOPING PANDAが、その発売日である3月2日(水)に新代田FEVERで、『Reunion Kickoff Party at FEVER』を開催した。入場者は限定100名、『Doping Panda』をSony Music Shopで先行予約した人を対象に抽選応募が可能、というレギュレーションでの開催。
DOPING PANDAがステージに立つのは、2018年1月28日新木場スタジオコーストのYutaka Furukawa(Vo,G)のイベントに、シークレットで登場して以来。ワンマンとしては、2012年4月19日、TOKYO DOME CITY HALLでのラスト・ライブから10年ぶりである。
ライブの序盤は、「Mr.Superman」で始まり、「YA YA」「The Fire」「Hi-Fi」「beautiful survivor」「Transisient Happiness」「MIRACLE」と、歴代の代表曲が立て続けに演奏された。曲間を空けず、MCもはさまず、「YA YA」から「The Fire」などは、DJのように曲がつながった状態で、プレイされていく。
と、7曲駆け抜けたところで、ようやく最初のMCをはさむ。「ライブで新曲をやるなんていつ以来だろう」「『YELLOW FUNK』のツアー以来じゃない?(2011年)」などと、Yutaka Furukawa(Vo,G)とHayato Beat (Dr)が言い合ってから、ニュー・アルバムのリード・トラック「Imagine」を、生で初披露。
そこから「Its my life」「Candy House」の2曲を経て、ライブをいったん止め、3人でファンクラブ会員用のネットラジオ用のトークの時間。グッズ紹介や、今回のレコーディングの話や、アマチュア時代の話などでオーディエンスをしばし和ませる。
その後、演奏に戻るタイミングで、Hayatoが「『Imagine』、もう一回やらない? だって次やるのはもうツアーの時だよ?」と提案し、急遽「Imagine」をもう一度、フルコーラスやる。
そして、「The way to you」「Crazy」の2曲で再度オーディエンスに火を付け、本編が終了。さらにアンコールで「GAME」を追加し、全14曲のライブは終了した。
「MIRACLE」や「Crazy」等々の、歴代のライブ・アンセムの数々を久々に生で聴けることが、シンプルにうれしかったし、ブランクを感じさせない3人のプレイを、喜ばしくも感じた。
「Imagine」は、初披露だけあって、あと精密なアンサンブルを必要とするアレンジの曲なこともあって、正直、Hayatoがやり直したくなったのもわかる感じの出来だったが、二度目は、目に見えて良くなっていた。
解散前は、MCは、ほぼFurukawaひとりで担っていたが、ラジオ収録時はHayatoが中心になってトークを回している、という、以前との変化にも驚いた。あと、そこで明かされるタロティ(Taro Houjou/Ba)の天然エピソードの数々には、いちいち爆笑させられた。
と、興奮するポイントも、感動するポイントも、笑えるポイントも、多々あったステージだったが、それらと同じくらい強く印象に残ったのは、ここに集まった100人のオーディエンスによる、拍手の大きさだった。
コロナ禍で、ライブが感染予防のため声出しNGになって以降、あちこちの会場で、相当の数のライブを観て来たつもりだが、その中でも屈指だった、と言っていい。
開演前、Furukawaが選曲した(と、後のラジオ収録コーナーで言っていた)BGMが止まって、SEに切り替わる、その一瞬の間でもう大拍手が起こる。3人が登場して持ち場に付き、SEの「Doping Panda」のひとことでまた大拍手、その拍手がSEをかき消す勢いで続く。そして、1曲目「Mr.Superman」のイントロに合わせてハンドクラップが始まる。
その後も曲が終わるごとに大拍手(曲間が空かないのに)。7曲目「MIRACLE」が終わって初めてインターバルができたところでは、メンバーがMCを始めるまで、30秒以上にわたって拍手が続いた(思わず測りました、あまりに長かったもんで)。
「声が出せないから、あれですけど。
Furukawaは、最初のMCでそう言った。そして、「ぶっちゃけ、さほど緊張してなかったんですけど、きみらのそのパワーみたいなもので、一気に緊張してしまいました。むちゃくちゃ『Mr.Superman』が速かったし」と続けた。
その言葉も、また、大きな拍手で包まれた。そんな、熱い熱い空気がフロアを支配している状態が最後まで続き、アンコールで「GAME」を終えた3人が去り、客電が点き、SEが流れても、オーディエンスの手拍子は収まらなかった。
100枚しかないチケットを入手するくらい熱心なファンが集まっているのだから、そうなるのも当然かもしれない。が、であったとしても、今この場がこうなっている、という事実自体が、DOPING PANDAの再始動が間違っていないことを立証しているように、僕には思えた。Furukawaが口にしたように、ステージの3人は、さらに強く、リアルに、そう感じたのではないか、と思う。
この後DOPING PANDAは、ニュー・アルバム『Doping Panda』を携えて、4月23日(土)のZepp Hanedaから、東名阪を回る4本のZeppツアー『∞THE REUNION TOUR』に出る。
【∞ THE REUNION TOUR】
4月23日(土)東京・Zepp Haneda 17:00 OPEN / 18:00 START
5月7日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside 17:00 OPEN / 18:00 START
5月8日(日)愛知・Zepp Nagoya 16:00 OPEN / 17:00 START
5月22日(日)東京・Zepp Haneda 16:00 OPEN / 17:00 START
通常チケット代:1F 指定6,000円(税込/+1 Drink代別)・2F 指定6,500円(税込/+1 Drink代別)
▼オフィシャル二次先行受付(抽選)
受付期間:2月9日(水)12:00~2月20日(日)23:59
先行受付URL:https://eplus.jp/dopingpanda22-hp/
一般発売:3月26日(土)
チケットを入手できた幸運な100人がFEVERに集まった。
DOPING PANDAがステージに立つのは、2018年1月28日新木場スタジオコーストのYutaka Furukawa(Vo,G)のイベントに、シークレットで登場して以来。ワンマンとしては、2012年4月19日、TOKYO DOME CITY HALLでのラスト・ライブから10年ぶりである。
ライブの序盤は、「Mr.Superman」で始まり、「YA YA」「The Fire」「Hi-Fi」「beautiful survivor」「Transisient Happiness」「MIRACLE」と、歴代の代表曲が立て続けに演奏された。曲間を空けず、MCもはさまず、「YA YA」から「The Fire」などは、DJのように曲がつながった状態で、プレイされていく。
と、7曲駆け抜けたところで、ようやく最初のMCをはさむ。「ライブで新曲をやるなんていつ以来だろう」「『YELLOW FUNK』のツアー以来じゃない?(2011年)」などと、Yutaka Furukawa(Vo,G)とHayato Beat (Dr)が言い合ってから、ニュー・アルバムのリード・トラック「Imagine」を、生で初披露。
そこから「Its my life」「Candy House」の2曲を経て、ライブをいったん止め、3人でファンクラブ会員用のネットラジオ用のトークの時間。グッズ紹介や、今回のレコーディングの話や、アマチュア時代の話などでオーディエンスをしばし和ませる。
その後、演奏に戻るタイミングで、Hayatoが「『Imagine』、もう一回やらない? だって次やるのはもうツアーの時だよ?」と提案し、急遽「Imagine」をもう一度、フルコーラスやる。
そして、「The way to you」「Crazy」の2曲で再度オーディエンスに火を付け、本編が終了。さらにアンコールで「GAME」を追加し、全14曲のライブは終了した。
「MIRACLE」や「Crazy」等々の、歴代のライブ・アンセムの数々を久々に生で聴けることが、シンプルにうれしかったし、ブランクを感じさせない3人のプレイを、喜ばしくも感じた。
「Imagine」は、初披露だけあって、あと精密なアンサンブルを必要とするアレンジの曲なこともあって、正直、Hayatoがやり直したくなったのもわかる感じの出来だったが、二度目は、目に見えて良くなっていた。
解散前は、MCは、ほぼFurukawaひとりで担っていたが、ラジオ収録時はHayatoが中心になってトークを回している、という、以前との変化にも驚いた。あと、そこで明かされるタロティ(Taro Houjou/Ba)の天然エピソードの数々には、いちいち爆笑させられた。
と、興奮するポイントも、感動するポイントも、笑えるポイントも、多々あったステージだったが、それらと同じくらい強く印象に残ったのは、ここに集まった100人のオーディエンスによる、拍手の大きさだった。
コロナ禍で、ライブが感染予防のため声出しNGになって以降、あちこちの会場で、相当の数のライブを観て来たつもりだが、その中でも屈指だった、と言っていい。
開演前、Furukawaが選曲した(と、後のラジオ収録コーナーで言っていた)BGMが止まって、SEに切り替わる、その一瞬の間でもう大拍手が起こる。3人が登場して持ち場に付き、SEの「Doping Panda」のひとことでまた大拍手、その拍手がSEをかき消す勢いで続く。そして、1曲目「Mr.Superman」のイントロに合わせてハンドクラップが始まる。
その後も曲が終わるごとに大拍手(曲間が空かないのに)。7曲目「MIRACLE」が終わって初めてインターバルができたところでは、メンバーがMCを始めるまで、30秒以上にわたって拍手が続いた(思わず測りました、あまりに長かったもんで)。
「声が出せないから、あれですけど。
ほんとはコミュニケーションが取れる状態で、再結成できた方が、よかったんでしょうけど。でも、充分、伝わってきます。ありがとうございます」
Furukawaは、最初のMCでそう言った。そして、「ぶっちゃけ、さほど緊張してなかったんですけど、きみらのそのパワーみたいなもので、一気に緊張してしまいました。むちゃくちゃ『Mr.Superman』が速かったし」と続けた。
その言葉も、また、大きな拍手で包まれた。そんな、熱い熱い空気がフロアを支配している状態が最後まで続き、アンコールで「GAME」を終えた3人が去り、客電が点き、SEが流れても、オーディエンスの手拍子は収まらなかった。
100枚しかないチケットを入手するくらい熱心なファンが集まっているのだから、そうなるのも当然かもしれない。が、であったとしても、今この場がこうなっている、という事実自体が、DOPING PANDAの再始動が間違っていないことを立証しているように、僕には思えた。Furukawaが口にしたように、ステージの3人は、さらに強く、リアルに、そう感じたのではないか、と思う。
この後DOPING PANDAは、ニュー・アルバム『Doping Panda』を携えて、4月23日(土)のZepp Hanedaから、東名阪を回る4本のZeppツアー『∞THE REUNION TOUR』に出る。
【∞ THE REUNION TOUR】
4月23日(土)東京・Zepp Haneda 17:00 OPEN / 18:00 START
5月7日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside 17:00 OPEN / 18:00 START
5月8日(日)愛知・Zepp Nagoya 16:00 OPEN / 17:00 START
5月22日(日)東京・Zepp Haneda 16:00 OPEN / 17:00 START
通常チケット代:1F 指定6,000円(税込/+1 Drink代別)・2F 指定6,500円(税込/+1 Drink代別)
▼オフィシャル二次先行受付(抽選)
受付期間:2月9日(水)12:00~2月20日(日)23:59
先行受付URL:https://eplus.jp/dopingpanda22-hp/
一般発売:3月26日(土)
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